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雪之丞変化 第二篇
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目次

『雪之丞変化 第二篇』に投稿された感想・評価

総集編で鑑賞(再見)したレビューを、「第一篇」の方(パングロスの映画一覧でこの一つ前)に投稿しました。

《上映館公式ページ》
京都文化博物館
熱狂!チャンバラ・スターの時代 甦る伝説の六剣聖
2024.7.2(火) 〜 7.31(水)
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_film_post/20240702-0731/
3.7
その後何度も映像化された「雪之丞変化」の、おそらく最初の映像化作品。主演:林長二郎、監督:衣笠貞之助。1935年から36年にかけて、三部作として制作された長編時代劇の総集編を鑑賞。総集編以外は現存していない模様。

内容は、総集編だけあって欠落シーンが多い。筋はきっちり追えるが、キャラクターの心情にまで入り込んで鑑賞するのはやはり無理。ただ、長二郎(雪之丞・闇太郎・雪之丞の母親の一人三役)はカッコイイ。雪之丞が女形でその母親役も演じているワケだから、女装シーンが殆どなのだが、それが “息を呑むほど美しい” かどうかはともかく、女装の長二郎が眼光鋭く的を見据える表情は、ああやっぱり大スターだなと感嘆する。

そして何より驚いたのが、同一画面での雪之丞と闇太郎(いずれも演じるは長二郎)の対話シーン。今なら素人でも簡単にできる合成だが、本作は昭和11年の作。オプチカルとは思えないので、おそらくは、まず画面の半分を黒で覆って撮影し、次にそれを巻き戻し、残りの半分を黒で覆ってタイミングを合わせて再度撮影する二重露光だと思う。これが、目線が少しズレていることを除けば、完璧な出来映えなのだ。マスクの線をぼかせば、つなぎ目はバレないだろうから、実はそんなに難しい技術じゃ無いのかもしれないが、同ポジをキープしたりセリフや演技のタイミングを合わせないといけないことを考えると、やはり当時の活動屋と役者の技術のレベルの高さを感じないわけにはいかない。

また、映画の冒頭で長々と語られるナレーションも素晴らしい。総集編なので、これまでのストーリーと登場人物を手際よく紹介しているのだが、これが実によく練られている。普通、あれだけの情報量をいきなりナレーションで語られてしまったら、なかなか頭に入ってくるものではない。がしかし、本作のナレーションは見事。一発で設定を理解出来る。

これだから戦前の日本映画はあなどれない。
華やかさなら市川崑の「雪之丞変化」だが、ストーリーの面白さなら、伊藤大輔脚本の本作。現存するのは二部作を再編集した、52年公開版の「総集編」。「雪之丞変化」は数多く作られているが、二部作が目立つ。

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