黒衣の刺客の作品情報・感想・評価

「黒衣の刺客」に投稿された感想・評価

YM

YMの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

絵画のようでもあり、黒澤風味も感じる動き溢れるショットは魅力的、静謐で美しい映画ではあるのだが、期待したほどでは……という印象に
chikichiki

chikichikiの感想・評価

3.4
唐代の中国を舞台に、暗殺者として育て上げられた女刺客の悲しい宿命を描いた物語。


第52回台湾・金馬奨においての5部門受賞も納得の映像美!!
雄大な自然の画と壮美な奥行きを感じさせる室内の画が凄まじい!!

長回し&なかなかカットを割らない編集に若干、監督のドヤッ感を感じなくも無いですが、それでも尚惹きつけられてしまう映像の持つ魅力は非常に素晴らしかったです!

特に、割と序盤にあった、草原を馬に乗った人々が横切るシーンでのフレーミングとフォーカスを移行ながらのカメラワークがとっても面白いなと思いました。

ただ、ストーリーがいまいち掴みづらい。

と言うよりも、撮りたい画が先にあって、そこに物語がただ乗っかって居るだけの様な印象を受けてしまいました。
(もしかしたら、もっと物語の時代背景についての知識があれば楽しめたのかもしれませんが…)
また、映像面に関しても。アクションシーンだけはかなり微妙。その他のシーン比べるとカメラの動きやカット数によって差別化されてはいるものの、どうせなら此処でも美術セットや自然のロケーションを最大限活かした演出が欲しかったかなーと。

→あっ。でも、冒頭のモノクロ映像で馬上の男の首を鮮やかに掻っ切るシーンはとっても素晴らしかったです。

設定が設定だけに、もっと明確なドラマ性を感じさせる様な演出を期待していたのもありますし、何よりも画の力が凄過ぎて、ストーリー自体は正直どうでもよくなってしまいました。

もうなんなら、映像と音だけで台詞なしでも良かったのではないかとすら…

うーん。なんだか、とっても映画玄人向けな作品と言った印象でした。
sonozy

sonozyの感想・評価

3.5
2015年、台湾の名匠ホウ・シャオシェンが初めて挑んだ武侠映画(黒澤明リスペクトに溢れる作品)とのことで。

8世紀後半、唐王朝時代の中国が舞台。
ある事情で親元を離れ、女道士のもとで暗殺者(黒衣を纏う刺客)として育成された隠娘(インニャン)。

女道士から、情に弱いという欠点を指摘されながらも修行を終えたという事で、かつて許嫁でもあった節度使・田季安(チャン・チェン)を暗殺せよとの命を受けて親元に戻り、その機会を伺うインニャンだが。。

哀しみを抱えた美しき暗殺者インニャン(スー・チー)は、かなりのツワモノなんですが、やはり情に弱く、使命は全う出来ず。

そして、"鏡磨き"?という謎のお仕事で遣唐使として日本から来ている青年役に妻夫木聡。その妻役に忽那汐里が出てきますが、ほぼセリフもなく、監督の日本愛?サービス?という感じ。笑

ストーリー的には、思ったほどのドラマティックな展開やスーパーアクションもないんですが、ロケハン&撮影に5年以上かけたという、壮大な風景、情感あふれるスローでアーティスティックな映像美(撮影監督はリー・ピンビン)を楽しめました。

※以前から思ってるんですが、チャン・チェンって、ピエール瀧のいい男ver.な気がします。笑

カンヌ国際映画祭: 監督賞
金馬奨(きんばしょう/中華圏を代表する映画賞)で5冠(作品賞、監督賞、撮影賞、メイク/衣装賞、音響効果賞)ほか
my

myの感想・評価

5.0
黒衣の刺客

DCPの熱波が世界を網羅し尽くした焼跡、つまり焼け野原の後 2015
Kodak の新品現行品35mm 特に冒頭のモノクロフィルムを DCP化して上映するとどうなるか。デジタル以上に完全なデジタルが出来上がる。
断末魔の叫びは老獪の幼稚性天楽によって、獰猛の怒り=レイト・スタイル 晩年様式に変容していく。中空の歴史絵巻がアサシンの活劇の舞の身振りを即物的・物質的に放射していく、音のない、老人の爆発は続く。
ほとんど魂のコントすれすれのこの状況に、美術、衣装、照明、撮影、導演、世界最高峰の技術が集められた。そしてスー・チー チャン・チェン
向こうを張れるのは、もはやオリヴェイラの『春の劇』くらいだ。つまり二千十五年に世界最強の闘いが行われていたみたいだ。
(やはりおかしい、同じ年の『岸辺の旅』が十年くらい旧く見えてしまう傑作だが)
私は寝た、爆睡であった。
しかしいくらか眼を覚ましてスクリーンを見上げるたびに、凄まじい画面に陶然とした。
どうやら映画史最後の映画を観てしまった。120年の映画はここに完成をした。あとはラ・ラ・ランドといってればいい
意味はわからなかった。とてもじゃないがこの映画を理解できる人はなかなかいないだろう。
未だにこわくて観直せない。人類たち最後の映画なのだから。
私は蓋をした。忘れよう。意味もわからなかったしまさか15年で映画が終わるわけない。
人生はつづくわけだし他の映画も観たい。どうやら皆無視しているようではある。
いつか観直したい。おすすめはしない。
ken

kenの感想・評価

2.0
静かに始まって静かに終わった。後半はほとんど会話もなく、アクションも薄め。字幕も難しい漢字が多く、相関がよく分かり辛かった。所々で無駄な?風景だけの画がちょっと長めに入る。よく分からなかった。
Hiroking

Hirokingの感想・評価

2.5
なんだろう…中国の時代劇なんだろうけど…
全体的に暗く、展開がわからなかった。
スー・チーのアクションで、このスコアの作品です。

2019年287本目
RyoS

RyoSの感想・評価

3.6
カメラは動くようになったけれど、動いても構図が崩れない美しさ。中国が舞台だからか、中国的美だった。自然めちゃめちゃ美しいし、時代劇なのに女性ばかりクローズアップされてるのは◎。カメラが動いてもやっぱり人のアップは撮ってくれないんだなと。でもやっぱり候孝賢は台湾的美の方が好きだったな~
さあっ

さあっの感想・評価

1.0
中国の古い風習や装飾品
壮大な風景
それらが美しかっただけで
残りの印象は全て退屈
あぺ

あぺの感想・評価

4.6
大自然の奥行きだけでなく、室内でも奥行きの面白さが滲み出ていた
高解像度のフィルムの味も最高だった
toko

tokoの感想・評価

3.7
過去鑑賞記録

映像は綺麗だし、俳優陣も素晴らしいけど静けさが辛かった。
>|