黒衣の刺客の作品情報・感想・評価・動画配信

「黒衣の刺客」に投稿された感想・評価

Saadiyat

Saadiyatの感想・評価

3.7
美しい映像、長回し、同じところからのカメラ、陰影。抑制の効いた枯れた味わい。台湾人の取る中国時代劇。汚いところが一つもない。
ストーリーが分かりにくくて困ったがそんなことはどうでも良い映像美に満足でした。
久々に話の追えない作品を観た気がする。画面の中に揺らいでるものが何か一つ有れば観てられるもんなんだな。いくら武侠映画とは言えまさか侯孝賢の映画でああいうジャンプカットが使用されるとは思わなかった。
発表された当初は侯孝賢久々の新作ってことで歓喜した記憶のある作品で、映像には期待以上のものがあったものの改めて考えてみてもやっぱ侯孝賢作品で最も難解という結局何だったのかと疑問を抱いてしまう映画。

何処か牧歌的ながらも胡金銓のオマージュが感じられる武侠映画っぷりは嫌いじゃないどころかむしろ好きだし、映像面における文句が全然見当たらない点は流石の侯孝賢って具合だったが、映像に気を取られて物語を疎かにしてしまうと終幕が唐突に訪れてしまうので狐につままれた気分になる。

映像に絵画的な良さがあるだけでなくアクションも冴えた映画として満足度は高いのだけど、それ故に終盤少し躓いたのが惜しかった。

あとこれまた物語を追っていなかったが故の疑問だけど、妻夫木のキャラって本当に必要だったのかな?
こんな上品な映画を見たことがあっただろうか..
とくに、ジレンマの描き方が・・・
素晴らしくてため息がでる

音、光、自然、削がれた台詞

永遠に見ていられそう。
夢みたいだった...
U-NEXTにて鑑賞。

びっくりするぐらい物語の進みが遅かったです笑

でも美術、衣装、風景描写がとても美しく観ていて飽きはさせないかもしれないけど僕はつらかった…
アクションシーンはさらっと描かれてるけどスタイリッシュな感じかなと。
犬

犬の感想・評価

-
珍しく見慣れぬワイヤーアクションだろうが、際立つ効果音と静謐なロングショットでどこまでも気高く品に溢れた新境地。フォーマットによる過去、現在、記憶の物語を108分で撮り切る凄さ。
ぞら

ぞらの感想・評価

1.0

このレビューはネタバレを含みます

やはり自分はお子ちゃまなのだろう
全くもって良さがわからなかった
睡眠導入剤としてはかなり優秀
全部観切るまで3度も寝落ち(_ _).。o○

広大な背景は美しいし、衣装やセットは細かい
殺さない決断を伝える主人公と師匠が立つ断崖絶壁の奥が霞みがかるのはCGか偶然かわからなかったが、画面がカッコ良かった


ストーリーは何も進まない
大勢のキャラと思惑とアクションと魔術と愛と憎が入り混じり絶賛停滞中で、依然として予断を許さない状態が続く

主人公が暗殺者として育てられ、帰ってくるなんて面白くなりそうだが冒頭でその理由も語られる為に驚きもない
予告はかつての許婚を殺す為に帰ってくるってなってたのに、2人の絡みもほぼほぼない
どっちが互いをどれくらい思ってたかもわかりづらいので、どこにも感情移入ができない

⭐️主人公がはじめは師匠に命じられるままズバズバ人を切れてて、最終試験として元許婚の暗殺を言い渡されるも、情が邪魔をして殺せない
殺すだけでは治世は治らないと悟る⭐️
ならば多少は理解出来たろう

「技は成ったが、道成らず」的内容のセリフがカッコいいだけに、ただ最初と最後で繰り返すだけになってしまったのは残念

主人公が迷っている演出をしているんだろうけど、迷う前の動機が薄っぺらな為に良くぞ踏みとどまったと歓喜しずらい

あと主人公さん、ヌルッといるのもやめて欲しいww
もうただのストーカー

セリフの間も長い長い
もしかしてこれが世に言う無修正ものかと疑う程、観てる側に何を投げかけているかわからない間とカメラワークの連続
最初の1時間は勘繰りながら頑張って観てたが、わしじゃ考えが及びませなんだ

音楽も抑えに抑え込まれている
ほぼほぼ環境音
そして唐突に始まるアクションは盛り上がる間も無く打ち切られる
こんななら殺人拳習わずとも、こっそり毒を盛る為にはどうするかとかのアクションなしの頭脳戦でも十分いけたんでは?
だって問われてるのは「殺すか否か」なんだから、道筋はなんだっていいじゃないか
堂々と人ん家に剣と殺意持って入っても処刑されないだけの技術があるなら、それを存分に活かして欲しかった


シレッと妻夫木おったけど、パッケージに名前が3番目にきてるのは日本で販売される用のやつだからかな…
……だって気づかんかったらモブやったもん…
わからん
わからん
わしがおかしいのかも(;´д`)
上旬

上旬の感想・評価

4.5
圧倒的なビジュアルにやられてしまった。いつまでもこの世界を見ていたい。

ストーリーはないようなものだし、人間関係が複雑で誰が誰だか混乱する。でもそんなことはどうでもよくて、どこをとっても絵画のように美しいビジュアルが本当にすごい。

李安の寝室に隠娘が密かにいる場面はほんっっとうに素晴らしかった。主観とも客観ともつかない不思議なベール越しの視線が美しい。

極端に台詞は少なく、寓話的なようにも見える。アクションはスタイリッシュで静かで、呪術もファンタジックな見せ方になっていてそれもよい。
shun

shunの感想・評価

4.0
杉田協士監督のツイッターで昨日が侯孝賢の誕生日だったと知った。
この映画はすばら。
ひる

ひるの感想・評価

4.0
超絶カッコいい。シャオシェンお得意の引きのシークエンスショットで混戦を静かに見つめ、ここぞという時に殺陣の音をバシッと際立たせる。貫禄ある武侠映画。
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