
戦争で一人息子を失った三雲医院の八春先生(柳永二郎)は甥の伍助(増田順二)を院長に迎え、戦後再出発してから丸一年の記念日、伍助はこの日看護婦の瀧さん(岸惠子)たちと温泉へ出かけて行き、三雲…
>>続きを読む新聞記者の真砂隆(高橋貞二)、建築技師の林三郎(北上弥太朗)、新聞社の発送部員霧山一夫(三橋達也)、都電運転手遠藤良雄(大坂志郎)、拳闘選手北野広(沼尾釣)、すし屋の亭主小川金一(桂小金治…
>>続きを読む銀座にほど近い芸者屋"しづもと"では、人生の悲劇にささやかな抵抗を続ける芸者たちが、その日を送っていた。ともすると特別視されがちのこの社会に生きる芸者たちの生態を、ある時は悲しく、ある時に…
>>続きを読む大学生の誠一(徳大寺伸)はバーで働く照子(飯塚敏子)と愛しあうようになり、やがて彼女を妊娠させてしまう。誠一から相談を受けた伯父の文吉(坂本武)は、誠一の将来のため、そして彼を溺愛する母親…
>>続きを読むお人好しのブリキ職人・由五郎。彼が暮らす長屋の人々は、いずれも明日の米にも困るような貧乏暮らしだった。由五郎も正月を迎える金の工面に出かけるが結局一銭も借りられず、女房が娘に書かせた嘘の手…
>>続きを読む定年を控えた父と専業主婦の母、高校生の弟と暮らす19歳の蕗子。彼女が今後の生活を案ずる中、2番目の兄の後輩である三上が蕗子の家に下宿することになる。三上が路上で偶然出会って喧嘩した相手だと…
>>続きを読む親切な運送業者で働き更生の道を歩む九、ドラマーになる夢を追って鑑別所を脱走した良二、愛人の子として生まれ、愚連隊として恐れられながら、大学進学の準備をする健。行動経済成長期の東京を舞台に、…
>>続きを読む祖母と共に花屋を営む桜子。彼女には戦死した兄の友人で医者の今西、鉛工場で働く袴田、ドラマー・仲尾という頼れる存在がいた。中でも今西とは恋仲だったが、仲尾の幼馴染み・由美子が母の病気の相談を…
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