【スポーツ映画のススメ】
クール・ランニング (1993)
◆競技名:
❄️ボブスレー
◆競技の舞台:
カルガリー冬季オリンピック(1988)
〈本作の粗筋〉 Wikipediaより抜粋
・1987年、常夏の国・ジャマイカ。翌年のソウル五輪の男子100メートル競走代表選考中に、最有力候補デリースとライバルのユルは、別レーンのジュニアの転倒に巻き込まれ、夏季五輪出場の夢は断たれる。
・後日、デリースは再レースを訴えるために訪れた委員会室の壁にボブスレーで金メダルを獲得したアメリカ人選手の写真を発見。彼はがこの町にいることを知らされたデリースは「ボブスレーでオリンピックに出場してメダルを獲ろう」という奇抜なアイデアを思いつく。
・親友のサンカ、因縁のアスリート、ジュニアとユルを加えた４人のメンバーは、雪のないジャマイカの草原にて、無謀なチャレンジを開始する…。
〈見処〉
①世界中で大ヒット！ ディズニーが贈る
実話に基づく爽快作！
・『クール・ランニング』は1993年にウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作した、スポーツ・コメディ映画。
・南国ジャマイカのボブスレー男子4人乗りチームが、1988年カルガリー冬季オリンピックに初出場した実話にフィクションのエピソードを加えた本作は、製作費14百万ドルに対して、155百万ドルの興行収入に上る世界的大ヒットを記録。
・本映画のヒットにより、実際のジャマイカチームは国の資金援助を得て以降2002年ソルトレークシティオリンピックまで5大会連続出場果たすきっかけとなり、日本においても、1998年開催の長野オリンピックにて「クール・ランニングのジャマイカ代表が来日！」と大きな話題となった。
②結び…本作の見処は？
◎: レゲエを散りばめた陽気なリズムのコメディなかまら、ラストではしっかりとした感動を呼ぶ稀有なスポーツ作品。
○: ジャマイカでの練習シーンは突飛で滑稽でなかなか楽しい。
▲: ユルい練習場面と作風から選手たちの一生懸命さが伝わらず、ジャマイカ人をバカにしている描写と批評されたのも否定出来ない。感動的なラストシーンも史実と異なる創作であるのも残念。
