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スリザーのRのレビュー・感想・評価

スリザー(2006年製作の映画)
4.1
ジェームズガンという監督、ちょいと気になったので見てみた! おもしろい! 最高にいい感じのB級SFゾンビホラーコメディー! まったく怖くないけど、キモい描写がたくさんあり、ただキモ過ぎて見にくいほどではなく、幾度も笑いを誘いつつ、ギャグに振れ過ぎない、すべてがスレスレのバランス、とても良いです。まずスリザーとは実に興味をそそるタイトル。一体どんなウヨウヨが出てくるのかワクワクしながら見てました。ある夜とつぜん宇宙から降ってきた隕石をたまたま見つけたガチムチハゲオヤジが、そこから出てきたらしい謎のウヨウヨしたボールみたいなもんを見つめてると、表面にブニッと割れ目ができて、ピヨピヨ触手が出てくるではないか、それがブスーーーっ!!! お腹に突き刺さる。そこからソイツは体内に侵入、脳味噌に到達。謎の生物に身体を乗っ取られたおっさんは、見た目がどんどんキモくなり、イカ化現象を起こす。若き美人妻もひええええ!!! 無理いいいい!!! ってなってさっそく幼なじみのイケメンに乗り換え準備! ガチムチハゲオヤジはその後、若い女の子を誘拐し、とんでもない目に合わせていたことが判明する。そのシーン、ヤバいです。本作最大の爆笑が起こります。シーンとして最高に面白い上、事態のシリアスさが更に可笑しさを増す。で、まさかの大破裂の後にスリザーが大発生!!! 無数のスリザー!!! ウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨウヨ!!! ひいいいいいいいい!!! あっちでズボボボボ!!! こっちでズボボボボ!!!うわあああああああ!!! からのまさかのゾンビ展開! そしてどうやらそれら全個体のセントラルブレーンと化したらしいハゲオヤジ。主人公たちは彼を止めることができるのか⁈ 人類の運命の行方や如何に! というどっかで見たことのありそうな予想通りのお話が展開していくのですが、触手フェチにはたまらないシーンがいくつかございます。ボク個人としては、瞬速シュパン!のあとのプツプツパックリドボドボが最高に好きやった! 早戻しして3回見たあと拍手喝采。酸性ゲロも演出として素晴らしいですし、最終形態のハゲオヤジのニュルニュル感、他個体の吸収、テンタクルアタック、等々、ラスボス感満載。主演のエリザベスバンクスという人は、こういうホラーにピッタリの、近づきやすいマイルド美女、下着姿のリアリティもいいですね。ネイサンフィリオンは田舎町における最大レベルのイケメン、つまり現実としてはちょうどいいくらい。このふたりが映画の雰囲気にピッタリ。あと口汚いメイヤーも良かった! こっそり共和党ディスも入ってたりしました、たぶん。全体として愛されB級要素のかなり強い映画だと思います! あ、あと絶対にエンドロール終わるまで見ましょうね! 最後の最後まで楽しめる!
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