140字プロレス鶴見辰吾ジラ

ウォーターボーイズの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

ウォーターボーイズ(2001年製作の映画)
3.6
【ミュージック】

矢口監督の青春スポーツコメディ映画としては決定版であろう。キャストも若き日の妻夫木聡や玉木宏と、瑞々しい男子が水水しく輝く。

シンクロナイズドスイミングという女性向けと思われたスポーツへの男子の参入というと、現代の「ウーマンリブ」運動とは逆行するようだが、「なよなよしてたって、俺たちは男だ!」というもっと根幹な陽キャvs陰キャ紛争の先駆け的なストーリーや、プチ「ブレックファストクラブ」的な青春疑似体験モノとして秀逸だったと思う。クライマックスはシンクロの演技スタートともにつるべ打ちのようにヒットする音楽の高揚感が抜群で夏の思い出に相応しい一本だろう。