その前夜の作品情報・感想・評価

「その前夜」に投稿された感想・評価

山中貞夫の遺稿を映画化。昭和14年作。

幕末の京都、池田屋を望む旅籠・大原屋の家族を通じて騒動前夜が描かれる。市井にとっては新選組も勤王も関係無く世の中の騒然に巻き込まれ乍ら生きるのみ。

戦雲濃厚な昭和初期という時代と幕末とを重ね合わせ、それをファミリー・ドラマとして描き出すという、とても戦前とは思えないほど現代的な作法。さすが山中貞夫。そして山田五十鈴が絶品。