140字プロレス鶴見辰吾ジラ

ロボコップの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

ロボコップ(1987年製作の映画)
3.8
【バイオレンス】

中1か中2のとき木曜洋画劇場で「ロボコップ」が放映されるので見た。キッズ向けのアクションSFかと思いきや、冒頭の主人公がいたぶられるシーンで早くもトラウマ。思えばクライマックスの廃棄物に突っ込んでドロドロ人間になるところが圧倒的に印象に残っている。これがポール・ヴァーホーベンか!

今ではこれは通過儀礼だと何故が感謝してます。今の技術じゃ考えられないぎこちないロボットの挙動と強力銃の破壊力。大人の事情で強制的にギフテッドされてしまった主人公の在り方が示されるラスト。望まれないが訪れる未来の質感を感じながらヒーロー誕生譚として往々にしてひとのみ心にこびりつく憎い奴。