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あにいもうと
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『あにいもうと』に投稿された感想・評価

3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-286 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋凄いね、やっぱり家族の絆って。そして兄妹の絆って。。。妹を愛するが故に、自分が悪者になることによって妹を守ろうとするそんな兄、そしてクライマックスの兄と妹の大立ち回りに涙が出てきました。

🖋 山本礼三郎と浦辺粂子が演じる老夫婦、その子供たち長男・伊之吉(森雅之)、長女・もん(京マチ子)と次女・さん(久我美子)の兄妹の家族を描いた作品、奉公先で妊娠して故郷に帰って来た長女もん(京マチ子)を巡る周囲の葛藤と親子と兄妹愛を細やかにそして繊細に描いた作品、室生犀の原作を成瀬巳喜男監督&水木洋子脚本の黄金コンビで映画化した作品です。とにかく登場人物の心情の繊細な描き方とそれを演じた俳優陣の演技の巧さが光る作品です。

🖋この時代、未婚の女性が妊娠することだけで、周囲から遠ざけられ、家庭が崩壊するような一大事だったことを思い知らされます。でもそんな深刻な内容にも関わらず家族の絆が心に響いてくるのは成瀬巳喜男監督の演出と出演陣の演技の素晴らしさがあるからでしょうね。特に“あにいもうと”、森雅之と今日マチ子の圧倒的な演技力が光ります。そして母親役の浦辺粂子と末妹の久我美子の優しさが良いクッションになっています。

😌Story:(参考: Amazon )
東京にほど近い小さな村で暮らす兄と2人の妹の肉親であるがゆえの憎悪と愛を描く感動ドラマ。落ちぶれた川師の父の元で暮らす3人、石工の長男・伊之吉、東京から妊娠して帰ってきた姉娘のもん、看護学校に通う末娘のさん。姉娘もんをかわいがっていた兄の伊之吉は、彼女の妊娠に我慢ができず悪態を浴びせる毎日。居たたまれなくなったもんは、家を出て行ってしまう。その、翌年、今ではいかがわしい暮らしをするようになったもんが家に帰ってくるが…。

🔸Database🔸
・邦題 :『あにいもうと(1953)』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1953
・日本公開: 1953/08/19
・上映時間 : 87分
・受賞 : ※※※
・監督 : 成瀬巳喜男
・脚本 : 水木洋子
・原作 : 室生犀星
・撮影 : 峰重義
・音楽 : 斎藤一郎
・出演 : 京マチ子、森雅之、久我美子

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
室生犀星往年の名作の再映画化。「愛情について」の水木洋子が脚本をかき「妻」の成瀬己喜男が監督にあたった。撮影は「胡椒息子」の峰重義。出演者は「黒豹」の京マチ子、「胡椒息子」の船越英二、潮万太郎、「獅子の座」の浦辺粂子、堀雄二、「再会(1953)」の森雅之、久我美子、などである。
大好きな成瀬巳喜男監督の初見作。

お父さんが山本礼三郎。お母さんが浦辺粂子。長男が森雅之。長女が京マチ子。次女が久我美子の中々濃い5人家族。高峰秀子がいないのが意外?そこは、ちょっと物足りないです。

貧しく暮らす家族。小さな村ゆえにいろんな噂をたてられ、それぞれに辛く苦しい状況に追い込まれて、、。

長男と長女が、会えば喧嘩ばかりで、二人のバトルが中々激しい見せ場になってます。でも本当はそれぞれにお互いのこと思ってるんですよね〜。いがみ合ってもやっぱり家族は家族。その辺りの微妙な感情描写がこの監督らしく繊細な感じでいいんです^_^

日本人では珍しいカメレオン俳優の森雅之が、今回は本当は家族思いなのに、ちょっとやさぐれた乱暴者を演じてます。
3.7
多摩川沿いに屋敷を構え、昔は川師とした活躍していた赤座家も今や落ちぶれている。父、母、長男、次女、その一家に東京から長女モンが帰って来た。そのモンのお腹の中に、東京でもらってきた子供がいると分かると……
 今や「おめでた婚」が当たり前の時代だが、当時は「未婚なのに妊娠」というだけで世間はモンを白い目で見始める、家族に静かなヒビが入った。
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 ナンダカンダ三回も映画化されている室生犀星の同名短編小説を、成瀬監督が描く。
 冒頭から「ドラマドラマ」していて自分の中の成瀬作品とはかけ離れているが、劇中で描かれる当時、昭和20年代の夏の様子の再現、川沿いの道や家の前の通り等々のいわゆるエスタブリッシュメント・ショットが映った時、成瀬映画を見ている時の興奮を感じた。

 妊娠をしたことにより「兄-妹」の絆の強さが、逆に妹を傷つける。作劇のスパイスとなるのは、原作より大きく掘り下げられた次女サン。東京で看護婦見習いをしている彼女は、自立を目指す女性であり、同時に純粋に「愛」を信じる女性でもある。
 今作を見ていて特に思ったのは、このサン以外、赤座一家の面々は徹底的に「正しくない」生き方をしていることだ。旧態依然とした家父長制に踏ん反り返って威張り散らしている父、過去の栄光にすがって今は堕落した生活を送る長男、また、本能のままに生きている長女モンも当時の価値観では「正しくない」存在だろう。全てが鏡映りの存在であり、その「正しくなさ」がサンの「正しい」様子との対比によりどんどんと浮き彫りになっていく。
 『あに』に集約されるのが「正しくなさ」であるとすれば、『いもうと』は「正しさ」、この対比から成瀬版『あにいもうと』の指す『いもうと』はモンではなく、サンなのではないかとも思えてしまう。
 
 「自分の人生の目的は『結婚』ではなく、『生きること』だ」と言うサン。このサンの女性観は他の成瀬作品に一貫したものであり、父や兄に象徴される男性主体の抑圧的な女性観から脱するものにも見える。
 最後の『あにいもうと』の絆が起こす摩擦が最高潮に達する喧嘩のシーンは、「女性は清純であるべきだ」という女性観と、自由な生き方を求める女性自身による女性観の正面衝突。
 
 全編のドロドロとした家族の関係とやはり切っても切れない血の繋がり、今作『あにいもうと』は家族の「絆」と、「不条理性」を同時に描いている、「家族映画」の傑作だと思った。

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