オクラホマの油田地帯。小さな丘で油田採掘をしている男女三人。資本家が採掘権譲渡を迫るが拒否する。強引に土地を奪われ、取り戻す戦いを始める。スタンリー・クレイマーらしい骨太の作品。
渋谷宝塚にて。

このキャストで油田の話とくれば当然期待しかないのだが、フェイダナウェイが警戒心の強い極端な石女として登場してきた時点でだいたいノリが分かってしまう。気性の荒い女が結局男に頼らざるを得ない世界はさんざん撮っただろうに、油田の掘削に使う金具とかを見せて欲しい。最初からラブコメとして見ればいいのかもしれないが、暴力も50年代で時間が止まったような及び腰、もっと厳しい世界が見たい。

別にアメリカに限ったわけじゃないんですが、映画に出てくる“石油の採掘機”って言うんでしょうか？　あれを見る度に「アメリカって凄いなぁ」と思います
すみません余計なこと
一人で一日中勝手に動いてる・・・あれって、まさに“巨人”です

開拓者精神・・・この一言の中には人間の“業”のようなものが全て詰まっているように思いました