最初はキモいロリコン親父だと思った男が、だんだん哀れになってくる。綿工場の仕事は他にとられるわ、若い嫁をもらって右往左往しているサマを、みんなに笑われているわ。
ベビイ・ドールは学がなく、でもお金持ちの男に嫁入りするんだから大丈夫、のはずだったわけ。学もなく金もないんじゃね。しかもベビイ・ドールには愛嬌もない。
結局どこにも愛などなく終わった。

歯の抜けた黒人のジジイが、夫婦のことをあっけらかんとゲラゲラ笑っていた。
これが当時の南部アメリカ？

【第29回アカデミー賞　主演女優賞他全4部門ノミネート】
『欲望という名の電車』の名匠エリア・カザン監督が再びテネシー・ウィリアムズの戯曲を映画化した作品。ゴールデングローブ賞では監督賞を受賞、アカデミー賞では主演女優賞（キャロル・ベイカー）、助演女優賞（ミルドレット・ダンノック）、脚色賞、撮影賞（白黒）の4部門にノミネートされた。

エリア・カザン監督ということでハードルが上がりきっていたが、その期待に応える秀作だった。

とはいえ傑作揃いのエリア・カザン監督作品としてはそこまでハマりきらなかったのは事実。最近までDVD化されなかったというが、それも分かる。

もちろんクオリティの高さは疑いようがないのだが、話としてのインパクトに欠けるような。テネシー・ウィリアムズの原作がそもそもなのかな。

なかなかに救いのない話で、面白くはあるのだが物足りなさが残る。人間の欲というものを突き詰めた作品で、エリア・カザン×テネシー・ウィリアムズのタッグとしては満足度は高い。

• #第29回アカデミー賞

キャロルベイカーが本当にかわい！
そこは本当に美貌あれだし
この人自体は最高なんだが
まじでこの役の女がうざい！

主人公の男がまず
はげてて妻が20になった瞬間を
夢をみてお預けセックスを
待ちに待ってる男なんだが
最高にキモい最初は思ったけど
話が進んでいくにつれ哀れ泣。
ハゲが何回か
クローズアップされんだけど
ストレスハゲとかちょっと可哀想。

この妻、愛はなくて
父が死ぬ前に主人公と
無理やり結婚をさせられたんだが
まじでイラつく！！！
無理やり結婚は同情するが
美人でも限度がないくらい
の言葉を放つ。
美人でも許されない！！
まさに、若さであるんだがもう二十歳。

風呂入りながらストッキング
洗うのも一石二鳥ぽいけど、嫌笑！

なにかあるたびに
死んだ父が聞いたらひっくり返る！
が口癖で旦那の
墓石もひっくり返るな！はうまい。

コミカルなのに狂気な
演出が上手く不思議と話は楽しめた。
だけどいらつき具合が
私をハゲそうとしていた！