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バッドボーイズのbackpackerのレビュー・感想・評価

バッドボーイズ(1995年製作の映画)
3.0
ハリウッドの破壊王、マイケル・ベイ監督の長編映画監督デビュー作。
『バッドボーイズ』シリーズ第1作。

ーーー【あらすじ】ーーー
マイアミ市警の腕利き刑事コンビ・マーカス(演:マーティン・ローレンス)とマイク(演:ウィル・スミス)、通称バッドボーイズ。
彼らの勤めるマイアミ署から、押収品のヘロイン1億ドル相当が盗まれる。
72時間以内の事態収拾のため奔走する二人は、ひょんなことから事件の首謀者フーシェ率いる一味の凶行を目撃した女性・ジュリー(演:ティア・レオーニ)を匿う為に、マーカスがマイクのフリをするハメになる。
色男のマイクのフリをするうえでボロを出さないよう必死なマーカスと、マーカスの代わりにマーカス家で奥さんと子ども達の面倒を見るマイク。
果たして二人は、家庭不破気味なマーカスと嫁さんの関係性を回復させ、円満な日々を取り戻せるのか!?
……ついでに、フーシェ一味を逮捕し、奪われたヘロを取り戻せるのか!?
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ウィル・スミス。
ウィル・スミスと言えば……ウィル・スミス!!(違うそうじゃない)
ウィル・スミスは、ラッパーからテレビドラマに進出し、その後映画業界にて押しも押されもせぬドル箱大スターとなった人物です。
そんな大スターウィル・スミスですが、本作では、マーティン・ローレンスとのW主演。しかも、どちらかというとストーリーはマーティン・ローレンスに寄っており、助演的立ち位置に近いものです。
今のウィル・スミス(及びこれまでの積み重ね)を思い浮かべると、結構珍しい立ち位置ですね。


個人的には、彼が出る作品は、『ウィル・スミス映画』というジャンルに属してしまう印象です。
それは、彼の強烈な個性、圧倒的カリスマのおかげでしょう。
本作は、そんなウィル・スミスのハリウッド出世作となり、翌年にはあの『インディペンデンス・デイ』でエイリアンを殴りつけたことで、完璧な大スターになりました。
しかし、本作でコメディ系の役者という世間の認識を払拭しなければ、黒服でエイリアンを追っかけ回したり、モハメド・アリを演じたりといった、クールで頼れるタフガイ役は回ってこなかったかもしれません。

ウィル・スミスとマイケル・ベイ監督の出世作であり、2021年現在シリーズとして3作品も製作され、映画史に名を刻んだ本作。
ベイ監督お得意のカーチェイスも猛スピードで展開しますので、まだ見たことない方は是非、ご鑑賞ください。
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