タケオ

蘇える金狼のタケオのレビュー・感想・評価

蘇える金狼(1979年製作の映画)
3.8
180㎝を超える高身長、抜群の運動神経、鋭い眼光、命を賭けることも惜しまぬ狂気にも近い役づくり、圧倒的カリスマ性により亡くなった今でも熱狂的なファンの多い伝説の俳優 松田優作。

本作は彼にしか出すことのできない獣の如き魅力を存分に味わい、ダーティでハードな漢のロマンを肌で感じることのできる作品だ。

夜間大学を卒業し大企業の東和油脂に補欠入社をした冴えない会社員である朝倉には、日々体を鍛錬し自らの野望のためには強盗や殺人すら厭わないという裏の顔があった。いくつもの修羅場を潜り抜け、自らの野望の階段を駆け上がった先に待っていた景色とは•••?

前述の通り、本作にはこれでもかと"漢のロマン"が詰まっている。

夜間大学卒業の男がトンネル会社などを利用し私服を肥やす悪徳大企業に対し壮大な陰謀を図るという爽快なストーリー!

ヤクザや悪のフィクサーといった巨大な敵に対し単身戦いを挑む屈強なアクション‼︎

風吹ジュン、結城しのぶをはじめとした絶世の美女たちの濃厚な濡れ場の数々‼︎

朝食を食べながらの風吹ジュンとのベットシーンが最高すぎるんだ‼︎

前野曜子の気だるいジャズ調のEDが激シブでカッコいいんだ‼︎

そして何より主人公が"松田優作"なんだ‼︎

もう漢のロマンとして最高だ‼︎‼︎

演出や設定に古臭さは確かにあるが、そんなことを気にするな!

閉鎖的都会へ牙を剥く一匹の獣の壮絶なピカレスクロマに悶絶せよ‼︎‼︎‼︎
タケオ

タケオ