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夕陽に赤い俺の顔
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『夕陽に赤い俺の顔』に投稿された感想・評価

下町の殺し屋グループに迎合された狙撃手の男(川津祐介)が、悪事に嵌められた女性(岩下志麻)の復讐行為を肩代わりする。シナリオ作家時代の寺山修司が脚本を担当している、アクション・コメディ。

1960年代初頭のポップ・カルチャーを織り込みながら、殺し屋稼業のピカレスク・ロマンが描かれていく。前衛ファッションやミュージカル演出をふんだんに採用しており、デタラメ感を楽しむための娯楽路線に振り切っている。

登場する殺し屋グループは、出自と性格が異なっている男女8人組。紅一点、炎加世子のヤサグレ具合が魅力的であり、寺山脚本のセンスが光っている。また、後の大物俳優によりチーム編成されているため、若々しい演技合戦を楽しむこともできる。

殺し屋がまったく忍んでおらず、リアリティ皆無のアクションが連発するが、おそらく恣意的なものだと思われる。「いやぁ、またしても人を殺しちゃいましたよ」という自慢話が、あたりまえのように交わされる世界観が笑いどころ。
2010年の感想。篠田正浩X寺山修司によるスラップコメディのような不思議な殺し屋話。ゴダールに影響されてるのかとも思える作品。この破掟具合が松竹ヌーヴェル・ヴァーグ?篠田作品に岩下志麻がマドンナで必ず出て結婚する事になるのねと納得する作品。
「乾いた湖」(1960)に次ぐ篠田正浩監督×寺山修司脚本の2作目。ポップなアクション・スラップスティックコメディ。岩下志麻(当時20歳)が篠田監督の映画に初出演。助監督に山田洋次。

8人の殺し屋が一番の腕利きを決めようとするも、彼らを凌駕するガンマニアの青年、石田春彦(川津祐介)がふいに現れる。彼は悪徳建設会社の水田専務にスカウトされる。水田は自身の悪事を暴こうとしている建築業界誌の若手記者、有坂茉那(岩下志麻)を葬ろうと考えていた。一方、8人の殺し屋たちは素人の春彦に仕事を取られたくないと暗殺を企むが。。。

1961年の邦画としてはかなりアヴァンギャルドに向けて頑張っていた。殺し屋が腕比べする設定も「殺しの烙印」(1967)に先駆けている。しかし現在視点で見てしまうと、ミュージカル演出やコメディのセンスなど野暮に感ずるところが多々あり、時代を超越し突き抜けるような前衛は見つけられなかった。個人的にスラップスティックコメディが苦手なこともありイマイチ乗り切れず残念。

本作は松竹ヌーヴェルヴァーグの一本とされる。フランス・ヌーヴェルヴァーグでは前年に「勝手にしやがれ」(1960)が旋風を巻き起こしている。

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