オリジナル版は未観なのですが、とにかく終始テンション高すぎてビックリ。
風変わりなやかましい人達が目ん玉ひん剥きながら常時ハイテンションだし、これでもかという程ミュージカルシーンもたっぷりだし、これ2時間以上観たら生気吸い取られるのでは…と心配になりつつ何だかんだで楽しめた。
ギャグも勢いも突っ走り過ぎてて、やや大げさかと思えたけど、おそらくこれがこの映画の良さなのかな。
大人向けのブラックな笑いや、日本人には余りピンと来ない表現も多く、ギャグの質については好みが分かれそうですが、私は割と嫌いではなかったです。
何だかんだで華やかなステージも綺麗だったし、踊り歌う俳優陣の撮り方も躍動感が合って、大きなスクリーンで観たらもっと映える作品だろうなぁと思った。
難しいことを考えず頭の力を抜いて楽しめるし、観終わった後の幸福な余韻もどことなく心地よい。
舞台の演出をそのまま映画に持ってきたような肩肘張らない作りも個人的には好感度が高くて、それもなかなか手腕の要る事なのかなぁと思うとなかなか良く出来た作品なのかも。
