撲殺

ファニーゲームの撲殺のネタバレレビュー・内容・結末

ファニーゲーム(1997年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

別荘へ遊びに来た金持ち一家が狂った2人組にいたぶられる話である。

この映画では結局一家全員+飼い犬が死ぬことになるのだが、直接的な暴力描写は無い。死体がちょっと映るとか銃で撃たれてる部分は隠れてるとか。しかしおっかないのだ。

まずBGMが基本的に無いので重苦しい空気をダイレクトに感じながらの鑑賞となる。しんどい。
さらに見せ方もおっかない。最近だと「パラサイト」で感じたような「来るの?来ないの?どっち!?」的な怖さを感じる。

あとは前述の通り暴力描写が見えないところだろう。終盤で一家の妻が逃げ出し助けを求めるのだが、結局2人組に捕まり連れ戻されてしまう。その時の妻の顔がもうひどい。希望をなくしたというか、目が完全に光を失っているというか。髪も濡れてるし、画面外で何されたんだろうな…という観客の嫌な想像力を掻き立てさせる描写がたっぷりなので、自然と胸糞を感じる。

個人的には途中妻が脱がされるシーンで子どもは裸が見えないように袋を被せているのだが、袋が薄いため多分見えてるだろコレ…生き残ったとしてもダメージ残るよこの子…と勝手に思い勝手にやるせなさを感じていた。まぁ結局その子も死ぬんだから杞憂だったけど。

胸糞だけど一度見る分には良いかも。経験として
撲殺

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