Jaya

関の彌太ッぺのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

関の彌太ッぺ(1963年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

妹を探す関の彌太郎が幼子お小夜を助けて旅を続ける間に妹の死を知りやさぐれて再びお小夜を助けるお話。彌太郎こと萬屋錦之助がさすがの流麗な江戸弁。

しかし彌太郎の人相変わりすぎ!何だそのメイク!お小夜の方も大小でもう少し顔似せてよ、とは思いましたが…。

前半は予想通りの展開が全て高速で片付けられ、まさかの二部構成。出演すらなく死んでしまっていた妹は、もしかして偽物だったりとか、何やら伏線があるのかと思いましたが、そのままの一直線。

全てにおいてストレートな演出がされていて、かなりのベタさを感じる箇所が多いのですが、映像の魅力とテンポでキッチリ乗り切ってるように思う一方で、突然テンポが悪くなったり。ラストの切り合いに向かう彌太っぺは痺れます。

なかなかに王道な時代劇でしたが、斬新に思える画作りも多く、思ったより楽しめた作品でした。
Jaya

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