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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスのbackpackerのレビュー・感想・評価

4.0
◾︎STAR WARS第4作(プリクエル第1作)

【作品情報】
公開日   :1999年7月10日(日本)
作品時間  :133分
監督    :ジョージ・ルーカス
製作    :リック・マッカラム
製作総指揮 :ジョージ・ルーカス
脚本    : ジョージ・ルーカス
音楽    :ジョン・ウィリアムズ
撮影    :デヴィッド・タッターサル
出演    :リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ジェイク・ロイド、他

【作品概要】
1977年に公開され、その後のカルチャー界に大きな影響を与えた史上最大のカルト映画『STAR WARS』。その生みの親であるジョージ・ルーカスが再び監督し、旧三部作では語られるだけであった過去(32年前)の物語を映像化。
全世界興収10億ドル突破という大ヒットを記録し、新三部作の幕開けは前途洋々であるかに見えたが……。

【作品感想】
リアルタイム性を考えれば、私は新三部作世代であるため、各種論争における立ち位置はそちらによるのかもしれません。
ただ、旧三部作を先んじて見ていたことや、LEGOの商品が超好きだったことが影響したのか、どちらが良い悪いという話には興味なく、「どれも面白いじゃん!」くらいの緩〜い感覚でおりました。それは今も同様で、オリジナル&プリクエルの6作品は、思い出補正も相まって好きな作品であることに変わりありません。

『ファントム・メナス』の話をすると、必ずと言っていいほど話題になるのが、本作登場のスーパーコミックリリーフ、ジャー・ジャー・ビンクスです。
世の中的には、激烈に嫌われている意見をよく耳にしますが、そこまで言われる程ですかね?
友人と同時再生鑑賞していた時も、「別に過剰に憎まれるようなこともないよなー」程度で、むしろ弁が立つ人物であったがゆえに受難の道を歩むことになったように見え、可哀想ですらあります。
「良かれと思ってやったことが裏目に出る」という道をひたすら走り続けたジャー・ジャーは、将来的に口車に乗せられ、帝国誕生の礎となる重要法案(議長への戦時大権付与)を提出してしまうわけですが、見方を変えれば、ジャー・ジャーは帝国史に名を刻む存在となったとも言えます。
そういう視点からも、嫌われ者として風当たりが強くなってしまうのかもしれませんが、なんだか不憫だなぁ……。
というか、彼を好き若しくは好きでも嫌いでもない人達も多いと思うのですが、概してそういう人達は、批判・文句・難癖の声と異なりあまり言葉に出さない人が多い印象です。口が悪い方が声がデカい。結果デカい意見が優勢と感じる、それだけのことなのかもしれませんね。
(因みに私は、ep6のイウォーク族も昔から大好きです。やたら色々言われてますけど、大好きです。可愛いじゃないですか、あのクマちゃんたち。)

内容・展開・ライトセーバーバトル・CG等に全く触れませんでしたが、ジャー・ジャーについてだけでも書きたいことがズラズラ出てくるなんて、逆に凄いですね。
いやぁ、STAR WARSって本当にいいもんですね。
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