《あらすじ》
ベテランサイボーグソルジャー・トッド3465は、遺伝子操作によって生まれた次世代ソルジャーとの戦いに敗れ、廃棄物投棄惑星に放棄されてしまう。そこでトッド3465は優しい人たちに救われ、暮らすことにより、人間らしさを取り戻すが、やがて軍隊が攻め込んでくる・・・・。

カート・ラッセル、ジェイソン・スコット・リー、コニー・ニールセン出演、
ポール・W・S・アンダーソン監督（『バイオハザード』シリーズ、『エイリアンVSプレデター』など）、
デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ脚本（『ブレードランナー』、『12モンキーズ』など）
と豪華布陣なので鑑賞。
今作が豪華メンバーにもかかわらず、ほとんど話題に上がらないのはストーリーに目新しさがないためか。この手の映画を観ている者ならば最初から最後まで予想通りの展開に驚かれることだろう。古臭いと言ってもいい。でも逆に言えば王道の面白さがあり、アクション、特撮、美術なども凝っていて、見応えは充分。隠れた良作だ。
カート・ラッセルは寡黙なサイボーグ戦士を熱演。能力は劣るものの、知恵と経験を活かして、次世代ソルジャーたちを次々と倒していくクライマックスは圧巻だ。カートファンならば必見のSFアクション映画と言えよう。

• #掘り出し物

近未来の兵士は赤子の時に選抜され、感情の無い非常な戦士として育成される
その一人のトッドは6都市戦争で活躍するが、遺伝子段階で選抜される新世代兵士との訓練で死亡し廃棄惑星へ捨てられる
しかし、一命を取り留めており、そこで暮らす地球移民らの村で保護され、次第に感情が芽生え始めるのだが…

難しいことを考えずに観れるSF映画だった
そこまでSF感もないから難しい用語とか出てこないし

若干ランボーっぽいとこもあるし、無口な屈強な男が自分より新型と戦うっていうとこはターミネーターっぽい笑

廃棄惑星になぜ蛇が存在するのか謎だった🐍

感情を出さず、終始ほぼ無口なトッドが涙を流すとこは印象に残った

◆あらすじ◆
トッドは生まれてすぐに人の心を捨て最強の戦士「ソルジャー」となるべく鍛えられた。トッドも年をとり、遺伝子操作で改良された新型のソルジャーが開発されたことでどちらが優れているか戦わされ、トッドは敗北し、死亡したものとして廃棄物処理惑星に投棄される。しかし、トッドは死んでおらず、その惑星の住民たちに助けられる。トッドは過去のフラッシュバックに悩まされながら初めて人間らしい生活を送るのだが．．．。

◆感想◆
生まれたときから戦闘訓練をつまされた主人公が辺境の惑星で人間らしい生活を取り戻すとともにそこに住む人々を守るストーリーとなっていて、カート・ラッセル演じるトッドがストーリーが進むにつれて感情を取り戻していく姿と大量の炎を使用したアクションシーンの派手さが印象的な作品でした。

ストーリー前半は本作の舞台である近未来の設定や「ソルジャー」としての育成過程などを描いており、トッドたちソルジャー候補生が人としての心を否定され、戦闘マシーンのように育てられて、戦場で多くの戦果を挙げていきます。しかし、トッドたちの世代も老いがやってくるとともに遺伝子操作による新世代のソルジャーが現れ、トッドは新世代のテストとして戦わされ、敗れてしまいます。老いとともに世代交代する様子は現在の自分に身につまされるものがあって、なんとも切ない気分になりました。

ストーリー後半では廃棄物処理惑星に投棄された後のトッドの姿を追っており、トッドが惑星の人々と交流することで少しずつ感情を取り戻す展開はありがちですが、ずっと無表情だったトッドの心情の変化が感じられて良かったと思います。そして、その惑星に新世代のソルジャーたちがやってきてトッドは人々を守るべく戦うシーンに映っていきます。トッドが人々と普通に生活する姿が続くため、その点は冗長さを感じましたが、その後の戦闘シーンは派手に演出されているので楽しく観ることができました。

1998年当時の映像技術で描かれる近未来は現在の水準で観ると劣っていることは否めないですが、カート・ラッセルのアクション映画として面白い作品となっていて良かったと思います。

鑑賞日：2025年6月17日
鑑賞方法：CS ムービープラス
（録画日：2024年11月11日）