何かに悩んでたのに、急にどうにかなりそうに思えてきて、解決策が浮かびさえした時は、きっとあなたの側に天使が寄り添ってくれてるのかもしれません、、。
子どもには見えるけど、大人には見えない。
人間の心の声が聞こえる彼らは、苦悩する人間にそっと近づき、寄り添い、肩に触れる。
しかし、人間が誕生する遥か昔からいる天使たちは、その歴史の傍観者でありながら、自らの<歴史>を持ってない。
「自分の歴史を手にしたい。
外はもう十分だ。不在はもういい。<世界>の外で生きるのはもういい。<世界>の<歴史>に入っていきたい。
…
自分の後ろに足跡さえできないのはごめんだ。
…
リンゴを掴みたい。私が人間になったら、人の肩がこちらにぶつかれば私はぶつかり返すのだ…」
天使たちの心を通じて、争いではなく、私たちが忘れかけている、<人間として生きているということの些細な喜び>を思い知る。
モノクロとカラーの絶妙なバランスとタイミングがとても良かったし、なにより
刑事コロンボの設定も結構面白くて好きだった。