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ベルリン・天使の詩のMTMYのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
4.2
何かに悩んでたのに、急にどうにかなりそうに思えてきて、解決策が浮かびさえした時は、きっとあなたの側に天使が寄り添ってくれてるのかもしれません、、。


子どもには見えるけど、大人には見えない。
人間の心の声が聞こえる彼らは、苦悩する人間にそっと近づき、寄り添い、肩に触れる。
しかし、人間が誕生する遥か昔からいる天使たちは、その歴史の傍観者でありながら、自らの<歴史>を持ってない。

「自分の歴史を手にしたい。
外はもう十分だ。不在はもういい。<世界>の外で生きるのはもういい。<世界>の<歴史>に入っていきたい。

自分の後ろに足跡さえできないのはごめんだ。

リンゴを掴みたい。私が人間になったら、人の肩がこちらにぶつかれば私はぶつかり返すのだ…」

天使たちの心を通じて、争いではなく、私たちが忘れかけている、<人間として生きているということの些細な喜び>を思い知る。

モノクロとカラーの絶妙なバランスとタイミングがとても良かったし、なにより
刑事コロンボの設定も結構面白くて好きだった。
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