きき

エイリアンのききのレビュー・感想・評価

エイリアン(1979年製作の映画)
3.6
dTV配信終了間近順あ行11本目。
『エイリアン』シリーズの第一作目であり、リドリー・スコット監督のデビュー二作目となる。
主演をシガニー・ウィーバーが務める。

鉱物を採石し、地球へと帰還する途中だった宇宙船ノストロモ号は、到着間近となったところで、船を制御するAIマザーから、知的生命体からの信号を受信したと伝えられる。
会社との契約により、その信号を追うことになった一行は、降り立った小惑星で巨大な宇宙人の死骸と、その身体を何かが突き破ったような痕、さらには、謎の卵のようなものが沢山ある光景を見つける。
船内に待機していたリプリー(シガニー・ウィーバー)は、信号が救助要請ではなく警告だと知り、不安を抱く。
船内に戻って来たメンバーに異変を感じたものの、科学主任のアッシュ(イアン・ホルム)により、扉を開けられ、彼らの帰還を許すことになる。
しかし、その後、一人の容態が一変し、あの死骸のように身体を突き破って未知の生命体が船内へと出てきてしまうのだった。

というお話。

実は一度も観たことなかったんだなー、『エイリアン』シリーズ!
昔『エイリアンvsプレデター』だけは観たことあるんだけど…本家はいつか観よういつか観ようと思ってずーっと後回しになってました。

本シリーズって、結構有名な監督が手掛けてるのすごいなって思ってた。
こういうシリーズものや大作って、毛嫌いされるのがひと昔前の印象だったし。
と思いきや、リドリー・スコットをはじめ、割とみんな駆け出しの頃だから良いのかな。

シンプルに、思ってた映画と違かった、というのが第一印象。

エイリアンの全貌がなかなか出てこない!
これはここまでの支持を得るに足る作品だなぁ、と。
オープニングのタイトルロールすら不穏な空気を醸し出す演出がとにかくぞくぞくする。
それから、無駄な前置きがなく、長ったらしい説明などの導入部分もない、完全にホラー映画要素。

きっと40年近く前で、あのエイリアンの全貌を簡単に出してしまうと、やはりきぐるみ感が否めないからなのかなぁ、と思うものの、それを逆手に取るように"見せない"という演出で煽る恐怖は引き込まれる。

ただ、最強戦士みたいに聞くリプリー像はここでは見られないね。
あくまで、これは彼女が他のメンバーよりも用心深く、冷静で賢かったから、という感じで、決して戦う意味で強かったわけではなかった。

その2点、エイリアンが全然出てこないのと、リプリーが助かるのは半分運みたいなところが想像と違った〜!

でも、個人的にはそこが見応えがあって面白かったかな☺︎︎
猫ちゃんも無事なら尚更良き◎
40年も前の作品だと、こういった女性主人公はなかなかなかったんじゃないかな、と。

ちなみに若かりし頃のジョン・ハートが胸を食い千切られていたのでびっくり!
それから、アッシュってビルボだったんだね( ⊙‿⊙)!
そのアッシュの設定や展開にもわーおってなった!

記録 : 2021年39本目。
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