タケオ

透明人間のタケオのレビュー・感想・評価

透明人間(1992年製作の映画)
3.7
薬の投与によって透明人間となった男が徐々に犯罪に手を染めていく•••これまではそれこそが「透明人間」を扱った作品の定跡だったけれど、本作はそんな定跡から大きく外れた斬新なタッチが印象的な作品だ。

内容としては、不慮の事故によって図らずも透明人間になってしまったビジネスマンが、彼を悪用しようとするCIAたちとの追走劇を繰り広げるという近年の「インクレディブル•ハルク」に通ずるようなサスペンスフルなもの。

しかし、ジョン•カーペンター監督の遊び心に溢れたタッチと「スパイ•ライク•アス」や「サボテン•ブラザーズ」で知られるチェビー•チェイスの演技は、そんな本作に心地よい程の陽気さをもたらしてみせる‼︎

残念ながら本作のアメリカでの興行収入は散々なもので、なんと制作費の半分も回収できていない。だが、そんなことは正直どうだっていい!

楽しければ、それで良し👍
万人にオススメできる愉快な作品だ(^^)
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