このレビューはネタバレを含みます
変わり者アメリが人助けしてるうちに証明写真機修理屋のニノに惚れるお話。クリームブリュレは1カットだけか。
もっと緩い雰囲気かと思ってましたが、ジャン=ピエール・ジュネらしさが出ていて少し安心。生い立ちの描写から始まり、細かいネタの入れ方が面白い。
アメリが殻を破る途上で、アメリにはさほど感情移入できず、腑に落ちないまま終わってしまった印象。
終盤ニノに会うまでの引き伸ばしのまどろっこしさには一番納得できず。とりあえずでセックスできたり、カフェやアパートではニノ以外とは普通にコミュニケーションとれたりしてるじゃん。ジョルジェットとジョゼフは完全に大きなお世話という結末だったのでは…。
観ていて幸せになれたかというと全くそういうことはないのですが、変に気取ったところがなく楽しめた作品でした。