イマイチしっくりこない、ノレないな…と思ったら完全版ではなく監督の意思も虚しく切り取られたものらしい。主要人物が出てきたと思ったらもうごちゃごちゃと絡み合い無残にサクサクと進んでいくから、こちらの入り込みを許さない…
こうなってしまうと、当時の歴史的な流れやネイティブな言葉としての英語を掴んでないと完全に理解することは無いんだろうな…歯がゆい。ラストが???だったから余計に。読み取れてないと解釈すらできない。
気位の高い人(ルーシー)が、心にグッと感情を収めて出さない姿には感銘を受けた。
気高さがにじみ出た印象的なシーン。
執事に追い出され、今度は息子に追い出される因果…
アンダーソン大佐のドアップの長回し。
作ったケーキの話を挟みつつも、気になることをしっかり聞き出す叔母の巧みな会話。
オーソン・ウェルズ監督作初鑑賞で観るべきではなかったことは確実である。