【実話に基づく傑作映画たち】
～事実は小説より奇なり
◆ベースとなった史実
高校生によるダンス＆
ロック禁止令との戦い / 1979年
・場所: アメリカ/オクラホマ州
〈見処〉
①伝説の80's青春映画！
・『フットルース』は、1984年に制作されたアメリカの青春映画。
・本作の舞台は、ユタ州の架空の田舎町ボーモント。シカゴから引っ越してきた高校生レンは、この町では公序良俗の名のもとにロックもダンスも禁止されていることを知り困惑する。そんな中、牧師の娘エリエルに恋心を抱いたレンは、彼女のボーイフレンドである不良グループのリーダー、チャックから目をつけられてしまう。
・やがて保守的な大人たちに立ち向かうことを決意したレンは、仲間たちとダンスパーティを企画するが…(eiga.comより抜粋)。
・80年代の青春映画の傑作の誉れが高い本作で描かれている物語は、1979年にオクラホマ州エルモア・シティで起こった実在の出来事をベースとしている。この町の高校生たちが、卒業前のダンスパーティーを開催しようとしたところ、｢1800年代末から続くダンス禁止条例｣にて違法行為になると告げられた10代の若者たちと地元の牧師と対立が実話であることが驚きである。最終的にこの条例は覆された5年後に本作は製作された。
②サウンド・トラック
またCDがない時代に、日本でも大ヒットしたサウンド・トラック。多くのドラマ挿入歌としても記憶に残るメロディーたちが収録されている。
◆フットルース / ケニー・ロギンス
マクドナルドのCMや、全日本プロレスの入場曲でも有名。
◆パラダイス～愛のテーマ/アン・ウィルソン＆マイク・レノ
『金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい？』主題歌に採用。
◆ヒーロー/ボニー・タイラー
麻倉未稀の日本語カバーがテレビドラマ『スクールウォーズ』主題歌に。
◆ダンシン・イン・ザ・シーツ/シャラマー
渡辺美里による日本語カヴァーがあるそうだが知らない。
◆ネヴァー/ムーヴィング・ピクチャーズ
元ピンクレディーMIEによる日本語カヴァーヴァーはテレビドラマ『不良少女とよばれて』主題歌に。
③結び…本作の見処は？
80年代を象徴する映画…いま見ると、少し恥ずかしい
◎: MTVの台頭や『ロッキーⅢ』による演出にてクローズアップされたミュージック・ビデオ形式の作風は、楽曲たちと相まって大ヒット。耳と目で見る映画の代名詞。
○: ジョン・リスゴー、サラ・ジェシカ・パーカー、クリス・ペン。当時は気が付かなかったが、ケヴィン・ベーコンの脇を固めるバイプレーヤーも充実した作品。
▲: 農耕機のレース・シーンに「ヒーロー」。曲と映像のアンマッチに時代を感じる。
▲: アクロバティックなダンスシーンに対して、ケヴィン・ベーコンのボディダブルが目に付きすぎ。今となっては、こんなシーンはいらない！？
