真っ黒こげ太郎

ジェイソンX 13日の金曜日の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)
5.0
もはや地球じゃ物足りない…!!!

Jason in The Space!!!

最後の最後で、異次元のお祭り騒ぎ!!!!




近未来のクリスタル・レイク研究所で、拘束されていた最強の殺人鬼、ジェイソン・ボーヒーズ。
どうやっても死なないので、倒せないなら冷凍保存してしまおう!ってことで冷凍待ち状態で捕らえられていたのだ。
当然、拘束を解いて研究員を全滅させるが、生き残った調査団のローワンはどうにかジェイソンを閉じ込め、冷凍保存させる事に成功する。
だが、ローワンも負傷しそのまま冷凍保存され道連れに…。

それから455年後(!!???)、荒廃した地球にやってきた学者と学生達は冷凍保存されたジェイソンとローワンを発見!!!
何でも近未来のナノマシン技術では冷凍状態だったローワンを蘇生されられるとの事で、二人は宇宙船に乗せられ宇宙へ!!!w

船内で蘇生したローワンは、ジェイソンが船内にいることを知り、危険性を訴えるが、既にジェイソンは自然解凍し復活していた!!!
(船内でイチャコラしてる学生カップルの気を感じてすぐに目覚めたw)
ジェイソンは、宇宙の密室で、殺戮を再開した!!!




近未来、宇宙船内の人々が、恐るべき殺人鬼の手により次々と殺されてゆくSF・トンデモ・スラッシャー・ホラー!!!!

スラッシャーホラーの金字塔「13日の金曜日」シリーズ第十作目にして、シリーズ最終作!!!!
長かった13金シリーズもこれで最後、今作は最後にして凄まじい方向にぶっ飛んだ最高のお祭り映画になった!!!!wwwww
なお、パチモンチックなタイトルではありますが、ちゃんと公式のナンバリング作品でありますのでご安心を。
(世の中には「ジェイソン」や「ジェイソンZ」なるパチモン映画もあったりするので、正直ややこしい。w)


今回、何と近未来を舞台に、ジェイソンが宇宙へ!!!
宇宙船を舞台に、ハチャメチャな殺戮劇を繰り広げる!!!
制作会社も、良くここまではっちゃけられたなぁ!!!と思ったけど、過去作の時点で超能力者と戦ったり、クリーチャーになったりしてる時点ではっちゃけてるか。wwwww
とは言え、それすら霞んでしまう、凄いはっちゃけっぷりである。


なお、宇宙に来たことで世界観崩壊しまくってる様に思えるが、ジェイソン自体がSF以上にトンデモな存在なので割と違和感なく交じっている。
近未来の軍人を相手に鉈一本で大暴れ!!!
「プレデター」並みのステルスキルで軍人をコロコロしまくり!!!
挙句の果てには近未来医術によってとんでもない姿にパワーアップ!!???w


お話は、宇宙船内にジェイソンの死体を運び込んだ人々が船内でジェイソンに襲われるという、ある意味「part8」の流れを汲んだ作品。
(これはシリーズを追って初めて知ったがw)
なお、トンデモな舞台設定ながら、密室設定で若者グループが襲われるといったお約束をしっかり守っており、きちんとスラッシャー物としても楽しめる。
前作の「ジェイソンの命日」ではオカルトなのか寄生虫物なのか分からなくなってスラッシャー色が薄くなってしまっていたのだが、今回はちゃんとホッケーマスクのナイスガイの大暴れを楽しめるぞ。w


またお祭り作品という事で大ハッスルしたのか、今回は残酷描写も歴代の作品と比べて頭一つ抜きんでてる。
(まぁそれでもスプラッタ映画業界では中の下くらいだろうが。w)
近未来設定なのをいいことに殺しのバリエーションがパワーアップしてるのもGood。
(液体窒素を使った顔面破壊が最高!!!w)
CGを使った残酷描写もあるが、残酷シーンは特殊メイクを活用してるのも好感触。(これは予算の問題だろうがw)


またSF世界なのをいいことに、見せ場も盛り沢山で最後まで飽きずに楽しめる。


宇宙航海時代でもエロは欠かせない若者達。

切ない顔で拘束されたり、高速寝起きで目覚めたりするお茶目なジェイソン。

「プレデター」が如くジェイソンにコロコロされる軍人グループ。
(リーダーが生き残りタイマンもする。w)

サラっと間接的に過去最大の犠牲者をたたき出すジェイソン。w

ジェイソンが居るだけでヤバいというのに船がぶっ壊れ爆発する前に脱出しなければならないという二重苦な目に遭う若者グループ。

二丁拳銃と回し蹴りでジェイソンと互角以上に渡り合う女アンドロイド。
(お前軍人より強いだろ!!!!w)

SF技術と融合し、悪ふざけを超えた超絶う●んこ漏らす程カッコいい姿に進化するジェイソン。

色んな意味で凄まじいフィナーレを迎えるクライマックス。wwwww
(ジョー…お前は…何処に落ちたい?)


内容自体はSF世界になった事も相まってコメディ率も多くなったが、お祭り騒ぎな内容なのでまぁいいだろう。w
クライマックスではジェイソンに襲われる連中もギャグをかます始末。w
(女アンドロイドもギャグを連発してたw)


ぶっちゃけホラーとしてはそんなに怖くないし、登場人物も軍曹と女アンドロイドとジェイソン以外は影が薄い。ついでに船内セットや安いCGにB級感を感じるが、娯楽に振り切った内容にそんな不満点は何処吹く風。

真面目なホラーを求める人は不満かもしれんが、偶にはこういうバカ騒ぎ娯楽スラッシャーも良いよね!!!!!www


という訳で最後の最後ではっちゃけながらも、おバカスラッシャーとして最高に楽しませてもらった今作。
ぶっ飛んだ一作ではあるのですが、個人的には「13金」シリーズ史上最高に楽しませていただきました。w
過去の作品とは繋がってないので、シリーズ未経験でも笑いながら楽しめる傑作なので、是非ご覧になってください。
超絶にオススメ!!!!!!!!!!!!!



という訳で、スラッシャーの金字塔として名高い13金シリーズを追いかけましたが、シリーズを重ねるうちに殺人鬼ジェイソンがぶっ飛んだ不死身の怪物で何でもアリな存在に代わってゆく様を楽しめました。w

皆さんも機会があればホラー映画界の愛すべきナイスガイ、ジェイソンの活躍を楽しんでいただければ嬉しいです。

それでは今日はこの辺で。


キッキッキッキッ………。

マッマッマッマッ………。


追記:って今日ちょうど13日の金曜日じゃねぇか!!!!
まさかシリーズ完結を13日に金曜日に迎えることになるとは思わなんだ。wwww