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ボーン・アイデンティティーのabeeのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【ラングレーの目は節穴です。】

「ダークナイト・トリロジー」に続き、大人気のシリーズを再鑑賞。
これはBSで再鑑賞したので、4作とも続けて観るかは分かりませんが…
ハリウッド・スパイ映画の中でも5本の指に入るであろう大人気シリーズですね。

観てみてびっくりですよ…
記憶よりも面白くなくて…

地上波で何回も放送してましたからね。正直何回も観たことありました。なので、ほとんどのシーンが記憶にあるし大まかなストーリーは記憶通りなんです。

でも真剣に観てみると結構突っ込みどころ多いですよね。

一番問題なのはマリーですよ。
アメリカ大使館で学生ビザが欲しいと訴えるのに貰えない。お金も無いしどうやって生きてくよ⁇
って思っていたところへ「スイスからパリまで送ってくれたら200万あげるよ〜〜👍」って言ってる男のセーターは穴が空いてる…

現ナマを見せられても、そこそこイケメン(私には分からない)でも、例えいくら外国で金に困っていても、こんな男について行こうもんなら、100パー「ヤられて殺される」と思います。
金も無いしそれでもいいやと思ったんですかね…
だってお金いっぱい持ってるのに穴空いてるんだもの、セーターに。

まぁそんなことはこの際どうでも良くって、この作品に乗り切れない一番のポイントはジェイソン・ボーンから苦悩や焦りがいまいち感じられないこと。
目が覚めたら自分が何者か分からないなんてもうこの世の終わりですよ。私なら唯一の手がかり、ケツに入ってたピカピカ光る何かを持ってまずケーサツに行きますね。
そうではなく、冷静に物事を捉えて自分で手がかりを探すというのが体が覚えているスパイの性ってやつなのでしょうか?

まぁそれにCIAの無能さにびっくりですよ。
CIAに手に入れられない情報などこの世に無いと言っていいほどの世界一の諜報機関が、逃げ回るスパイ1人捕まえられないなどありえるのですか⁉︎
これはもしかしたらアメリカ政府の陰謀かもしれない。
「CIAって案外チョロいぜ」と世界に印象づけるための情報操作なのかもしれない…

ということで、この作品の監督はダグ・リーマン。
のちの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」もあまり良い印象は無かったのでこの監督さんの作品とは相性が悪いのかも知れません。
なんかストーリー構成が都合良すぎる感じがするんです。例えアクションに重点を置いている作品だとしても、CIAがこんなに無能だなんてほんと、ご都合主義にも程がありますね。伏線も何も回収しないのでオチも都合良すぎ。
でもそれは続編製作を想定してのものかも知れませんので気をとりなおして、続編も近々鑑賞…すると思います。
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