「誤解だよ誤解!」
「5階はこの上ここは4階!」
拝啓シリーズであるが、戦後〜なので同じシリーズっぽくはない。
しかし、関西弁芸人役の渥美清はペラの回りが良くてイキイキしてるし適役!楽しい!もっと関西弁の役見たくなってしまったよ…
前作よりも笑えるシーンは大幅増量。
ムーランとルージュって芸名からして笑けるし、長門裕之と絡ませるシリーズラブ。「でっかいでっかい野郎」や拝啓無印など渥美清と相性良し。
銭湯での二人の漫才の練習シーンは💯
この二人のかけあいは最高!
タイトルや文字のグラフィックデザインも◎
黒人の女の子“ぼたん”と漫才コンビを組むという斬新すぎる展開。野村監督振り幅ありすぎでしょ。
旅してるから少し寅さんっぽくもあるけれど、全く女っ気など無くどんどんかましていく。むしろ男尊女卑感すら覚える渥美はレアすぎ。女のケツを全く追っかけない。
そして、加藤嘉が相変わらずの存在感…のんべえの破天荒役までもこなす、名バイプレイヤーのお手本。
アメリカとの軋轢が残る時代背景もちらっと。
ぼたんちゃん役も渥美清も加藤嘉もみーんな最高の演技で、シリーズとか抜きに良い。
ぼたんちゃんの成長して強くなる姿痺れる泣ける。最終的に昭和のオカンみたい…
戦後女ばっかり強くなって叶わんな〜!という普段言わなそうな渥美清のセリフが印象的。