Xavier

主人公は僕だったのXavierのレビュー・感想・評価

主人公は僕だった(2006年製作の映画)
3.9
自分がまもなく死ぬって解ったら、やっぱ怖いよなぁ…
毎朝同じ時間に目覚め、同じ回数だけ歯を磨き、同じ歩数でバス停まで歩き、毎晩同じ時間に眠る会計検査官のハロルド
クリック。
そんな几帳面すぎる毎日が続くある日、彼の行動を正確に描写する女性の声が彼の耳に聞こえてくる。そして不思議な事に"その声"は、彼にしか聞こえない。
そんな中で、アダムは彼の死を予期する
"その声"を聞いてしまう…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
"ウェディング・クラッシャーズ"での演技が余りにも"怪演"すぎて、主役の2人を喰ってしまったウィル・フェレル。
彼の事が気になったので、他の出演作も観てみることに。
で、選んだのがこの作品。
かなりトリッキーな作品。

突然、彼だけに聞こえるようになった
"謎の声"
声の主探しに、奔走するなか声の主が、人気悲劇作家のカレン・アイフルだと突き止めたハロルドだが…

生粋のコメディアン、ウィル・フェレル主演って事もあり、こてこてのコメディで笑わせてくれるんだろうと思いきや、
まさかのノーコメディ!
真面目に演技をしています。しかしながら、真面目にすればするほど彼の場合は面白く…結構飽きさせません。

この作品で語られるテーマは"死"
人は遅かれ早かれ死ぬときが来るもの。
でも、それが避けられるものだとしたら
どうにか助かりたいと思うのも解る

結局、行き着く所はそこなんだろう…
って思っていたら、まさかの展開が…

あんまり期待はしていなかったんだけど
面白かった。
自分の生きている人生が、実は書かれた小説の通りであり、自分がその小説の主人公っていう設定も変わっていて面白い

そして、何気に出演者も豪華。
ハロルドの助けになる教授がダスティン・ホフマン、そして知らず知らずのうちにハロルドを主役に小説を書く作家にエマ・トンプソン、その助手がクイーン
ラティファ、ハロルドとバトルを繰り広げるベーカリーの女主人にジェイクの姉さんマギー・ギレンホールが…

いゃあ、面白かった!
Xavier

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