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散弾銃(ショットガン)の男の作品紹介

散弾銃(ショットガン)の男のあらすじ

天竜川の大森林地帯に大ロケを敢行しダンプガイに谷英明が散弾銃の飛燕のガン捌きで暴れまくる娯楽アクション篇(C)日活

散弾銃(ショットガン)の男の監督

散弾銃(ショットガン)の男の出演者

原題
製作年
1961年
製作国
日本
上映時間
84分
ジャンル
アクション

『散弾銃(ショットガン)の男』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

3.6
 トロッコ列車に揺られる一行の横で、散弾銃を握りしめた男(二谷英明)が帽子を顔に乗せて、呑気に眠っていた。やがて山のふもとの村に辿り着くと、男は村の人々が魔の山と恐れ、誰も登ろうとしない鷲霊山に散弾銃を握りしめて入山する。途中で数人の暴漢が男を襲ったが、男の腕っぷしに逆にたたきつけられた。頂上に近づいた時、怪しげな男が散弾銃の男を西岡製材所に案内した。社長の西岡(田中明夫)は渡良次と名乗る男に一目惚れして、用心棒になれといった。その夜、良次は西岡の配下の三人組鎌(江幡高志)、勝(郷えい治)、寅(野呂圭介)と町に出る。良次らは西岡の情婦・春江(南田洋子)がマダムをしているバー「ハッピー」に入った。田舎には不似合いなそのバーは様々な人々がビール片手に集う。バーの用心棒ジープの政(小高雄二)は渡良次の佇まいに何かを感じ、威嚇してくるのだが彼が持っていた真珠のネックレスを見た途端、ハッとした。

 男はある思いを抱えて、この地にやって来る。散弾銃はさながら彼が愛した女にも見え、男の行く末を見守る。ジープの政との用心棒を巡る争いは同年に公開された黒澤明の『用心棒』を感じさせるし、西部劇としての本筋はジョージ・スティーヴンスの『シェーン』を念頭に置いているだろう。『くたばれ愚連隊』でも途中、西部劇に舵を切ったが今作では天竜川流域で思いっきり西部劇の翻案(無国籍アクション)をやっている。私怨のため、自治的に保安官になった奥村(高原駿雄)の機能不全と、それに乗じて我が物顔で私腹をこやす西岡の背後に隠れた黒い闇。突然テレポーテーションする黒沼(佐野浅夫)が物語の起点となり、推進力豊かにアクションが進む。流石に急斜面と予算との兼ね合いで馬は無理だったのだろうが、悲劇の死を遂げた赤木圭一郎に代わり、第2次ダイヤモンドラインに昇格した二谷英明のニヒルな芝居と早撃ちとアコーディオンと歌に酔いしれる。

 清順映画に珍しく出演した芦川いづみのすがる女ぶりも良いが、場末のバーを一人で切り盛りする南田洋子が良い。緑豊かな山間や火山灰に覆われた山頂付近、そして唐突に登場する崖、クライマックスの海岸線と今回もロケーションの選定がアクションを盛り上げる。あの場末のバーの高揚感は当時の日活の社風が伺える名場面に違いない。
3104

3104の感想・評価

3.5
日活のおなじみ「無国籍アクション」に類される1本。

散弾銃(ショットガン)を手に山から山を渡り歩く“流れ者”。流れついた山中の村で真珠のネックレスを見つける。それは彼の婚約者が身に着けていたもので・・。

殺された婚約者の仇をとらんと復讐に燃える主人公・渡良次にダンプガイ二谷英明。寡黙でクールな役柄だが、アキラやジョーと比べていまいち“色気”が足りないか。ほかライバル的役柄の「ジープの政」に小高雄二。バーの女・春江に南田洋子。いい感じに色気と悪女的な空気をまとっている。
悪役陣では佐野浅夫が目立ち過ぎないながらもいい塩梅で、あと村に居座る用心棒三人組(江幡高志/郷英治/どっきりカメラ野呂圭介)の“小悪党面”がいかにもな感じを醸し出している。
そしてヒロイン役は、二谷と同じく大事な人を何者かに殺され、犯人捜査のため「保安官」になった男・奥村の妹の節子を演じる芦川いづみ嬢。どこか取って付けたような役柄で二谷との絡みも出番自体も少ないが、清楚な雰囲気は相変わらず素敵だ。ジーンズに白ブラウスに紺のカーディガンと、現代でもそのまま通用しそうな~手堅いともいう~いでたちが、西部劇風のファッションの他の演者の中でどこか浮き、もとい安心感を与えてくれる。ラストの砂浜のシーンで何度か走らされる様が印象に残る。特にジープを追いかけるラストカットは全力疾走じゃなかろうか(懸命に走る姿もまた素敵)。

天竜川だか木曽川だけの流域でロケをしたそうだが、さすが無国籍を標榜しているだけあってここはどこだ?と思わせるような描写がそこかしこに。あんな山中の製材所近くにスイングドア付きの立派な酒場があるというファンタジー。そもそも(警察が陳情を受け入れてくれないとはいえ)「私設保安官」がいる時点で、拳銃やショットガンをオープンキャリーしている時点でそこはもう日本ではない。もちろんそういう荒唐無稽はおおらかに受け容れて楽しむに限るというもの。

監督は巨匠扱いされるはるか前の鈴木清順。
場面場面のつなぎが荒いというか雑というか、唐突できちんとつながっていない箇所がいくつか。それがあるたびに「?」となり、一瞬脳が混乱してしまう。しかし劇場の深い椅子に座り大きなスクリーン大きな音で観ていると、そういう「難」さえも映画という“体験”の一部として吸収・消化(≒昇華)されてしまう。果たしてこれは幸福なのか不幸なのか。僕は前者だと思っている。
yaaa

yaaaの感想・評価

4.0
訳ありのショットガン担いだ三谷英明さんが製材所へやってくる。
近くに警察署無いから私設保安官つくろぜ!のトンチキな展開についていけるなら大いに楽しめる。無国籍アクションってそうゆうことか。
バリバリの日本人で西部劇やってますの「ごっこ」な映画だが、酒場で喧嘩、海辺の銃撃とそれなりに楽しい。
そんな中に放り込まれる芦川いづみさん。すっごい勢いで走ったり、酒場でもみくちゃにされたり、砂浜でコントみたいに引きずられたり、アクションなのか結構体張ってます。
監督が俺ジナル出す前の鈴木清順監督なのね。

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