諏訪敦彦監督が、アラン・レネ監督の 1959 年の『ヒロシマ・モナムール』(原作はマルグリット・デュラス、日本公開時邦題『二十四時間の情事』)のリメイクを試みた作品。本番とメイキングが、1 台のカメラで同時に撮影されている。主演のベアトリス・ダルは、デュラスのテクストを一言一句再現することが受け入れられず、撮影は中断。偶然現れた作家の町田康が、彼女を広島の町へ連れ出す。こうして、意図されたものとは異なる、新たな『二十四時間の情事』が生まれた。広島で生まれた監督が、敗戦から約 50 年後のヒロシマの町の記憶を、フィクションとドキュメンタリーを交差させながら捉え直す実験作。
マルグリット・デュラスと、『レ・ミゼラブル』のジェラール・ドパルデューが暗い部屋で対話をしている。パリの郊外でヒッチハイクをして乗ってきた老女がトラックの運転手に向かって語るという設定につ…
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