
諏訪敦彦監督が、アラン・レネ監督の 1959 年の『ヒロシマ・モナムール』(原作はマルグリット・デュラス、日本公開時邦題『二十四時間の情事』)のリメイクを試みた作品。本番とメイキングが、1 台のカメラで同時に撮影されている。主演のベアトリス・ダルは、デュラスのテクストを一言一句再現することが受け入れられず、撮影は中断。偶然現れた作家の町田康が、彼女を広島の町へ連れ出す。こうして、意図されたものとは異なる、新たな『二十四時間の情事』が生まれた。広島で生まれた監督が、敗戦から約 50 年後のヒロシマの町の記憶を、フィクションとドキュメンタリーを交差させながら捉え直す実験作。
ブティック店員の優は、売れない俳優の恋人・圭からプロポーズされる。その真意をはかりかねる優と、夢のような話ばかり口にする圭との関係は徐々にこじれていき、圭は暴力的な態度を取るようになってし…
>>続きを読むかつて栄えた町の記憶を巡る、町⺠とアーティストたちの物語 ギャラリーを運営する麻子は映像作家の谷繁に展示を依頼し、部屋を貸し出す。元々麻子とルームシェアするスミレは不信感を募らせるが、谷繁…
>>続きを読む孤高の画家・フレンホーフェルは、自らの最高傑作“美しき諍い女”を描こうと妻をモデルにするが、完成直前に断念してしまう。それから10年後、彼の前に若いモデル・マリアンヌが現れる。それをきっか…
>>続きを読む映画監督のジェルジーは、スイスの小さな村で『パッション』という題の映画を撮影中。その作品は、レンブラントやドラクロワの名画を、扮装したり裸になった俳優をカメラの前で静止させ映像で再現すると…
>>続きを読む©Dentsu/IMAGICA/WOWOW/TokyoTheatres