美しき諍い女(いさかいめ)の作品情報・感想・評価

「美しき諍い女(いさかいめ)」に投稿された感想・評価

ち

ちの感想・評価

4.4
久しぶりに長尺の映画を見た。

完璧な形をした女の肢体がアトリエに惜しげもなく放り出される。しかしそれは官能的というよりむしろ健康的にさえ感じられ、意思を持ちながらも主導権を半ば諦め、画家の感性によって抽出されたものがキャンバスに閉じ込められるのを待っている。静かな狂気、対話と完成、そして封印。

映像は十分見てられるしライティングは言うことなしなんだけどやけにカメラが自由に動きまわるのが少々下品に感じる。顔を書くか書かないかみたいな話もあったが、なんというかそこらへんの芸術的な倫理観の葛藤のただ中へこうやって創作活動を覗き見るような映画のまなざしというものがズカズカと踏み込んでいくこと自体がそもそもで下品なことなのかもしれない。
Toku

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3.0
気になった音楽たち
Agon/Hans Rosbaud
Petrouchka/Pierre Monteux
つつつ

つつつの感想・評価

3.7
芸術家ってこんな感じなんやろなぁ
描いてる時の迫力が好き
完成作は見たかった
すごく引き込まれました。芸術家の世界ってよくわからないけど、ちょっとだけ覗き見してしまったような‥。
ここまで堂々と全裸で演技するって、日本人には真似できない。フランスって芸術に対する意識がものすごく高いんだと思い知らされました。
JUSA

JUSAの感想・評価

3.1
とにかく長い
4時間は長い

だからこそ
画家の生活に入り込んだような感覚になる

絵を描くときに生まれる音がBGM

アートなのか嗜好なのか
これを観た人が少ないのは意外。
私の中のフランス映画作品の一つ。だって、この様な美や芸術に対する意識を映画化するなんて日本人の私にはその当時驚きだったから。背伸びしても難しかった。

かなり昔に。
Yarrtt

Yarrttの感想・評価

5.0
タブローに宿る神秘を解き明かそうとする様は圧巻。
画家は絵画的行いを通して、真実を求める。この作品のそれは身体性の地平に立脚した脱身体性、つまりエロスであることがわかる。


絵画の身体性が、映像という媒体特有にある時間的要素によって、(視覚と聴覚だけでは無い、座ってスクリーンの前で流れる時間を過ごすという行為によって)観客の身体感覚を通して認識される表現に仕上がっていることが、凄い。
この作品は、完成した絵画の平面性による制約を映像の特性によって補完しているのだ。

補完しているというのは、説明を補っていることではなく、美術的鑑賞体験を助長しているということだ。
また、これは媒体の優劣を示しているのでもない。単に多くの絵画に潜む身体的感覚は知覚によって想起されるのに対し、映像体験では五感を通してライヴで享受するのだ。だから、コレは別のアプローチを提示しているのであって、「同じ一つの鑑賞体験を多角的に観ている」のだ。

それを成し得た映像が、おそらく他にないことも面白い。例えば芸術家の記録映画や彼らの人生を元にした映画ではこうはならない。コレらは作家の人生を説明するなどの目的がある。それに対し、本作が描く画家の制作風景は、それを映すこと・眺めることそのものが目的となっている、と言う意味で傑出している。『2001年宇宙の旅』のように。物語ではなく行い。映画という独立した芸術が絵画の在り方を描いたからこそ出来上がった特有の例だ。
作品(映画)内作品(絵画)の構造があるが故、異なる媒体が激しく衝突し、芸術を考えることから芸術そのものへの干渉へと発達している。
kiki

kikiの感想・評価

3.0
長い。
3回は寝落ちしました。

最後まで見たけど、私にも見せて‥。って気分。

魂を描きたいのかと思ったら、1番隠してる本質なのか。

オススメはしません‼︎
WOWOW 録画鑑賞,
長かった~ 途中挫折した~ 挫折中Amazonプライム・デーって言うやつ覗いたりしちゃったけど、モデルの裸体に助けられ、最後まで見れた。壁に隠した絵はなんだったとか、絵の裏にTとか謎だ
らけでしたが少しだけ芸術を理解したかも?
じゃん

じゃんの感想・評価

3.8
冒頭から引き込まれる。

光溢れる中庭。カメラを構える美しく可愛いヒロイン。

物語は全然よくわからず進んでいくのだが、とにかく画の力が強く見ていられる。

照明が本当に本当に素晴らしい。

光溢れる中庭。
暗過ぎず、でも印影のあるアトリエ。
ディナーでのレンブラントライト。

センスあるなあ。
物語を語るのでは無く、動く絵を魅せる映画。

ただもう少し顔のアップが欲しい。
もっとバーキンやべアールの顔が見たい。

劇伴が全く無いのは、フランス人はフランス語の響きに自信があるのだろうか。
その会話が少し、さえずりや音楽のように聴こえてくるから不思議だ。

それにデッサンを描くシーンのペンのカリカリした音。
筆がノートの上を滑る音。
手がノートをめくる音。
あと、風の音、教会の鐘。

机周りの細々とした音を大きく聴かせることによって、リアルで絵を描いてる臨場感を醸し出している。

話はあって無いようなもの。

画家とモデルの主導権の握り合いだとか、絵画の製作過程だとか、登場人物のそれぞれの関係だとか。

後半はダレるので、流石に4時間は長い。
2.5〜3時間でも充分だし、なんなら2時間でも。
でも4時間が眠いだとかつまらなくは全然感じなかった。

とにかく前半だけは、絵力や緊張感が漲っていて良かった。

久しぶりにフランス映画!というものを観た気がした。
カミーユクローデル観たくなりました。
フランス映画ではないけど、同じく画の力が強かった、父帰る、とかも。

あとモザイクが小さくて良かった。
大きいと気になって邪魔なので。
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