アラン・レネ『二十四時間の情事』の再映画化を試みる映画制作過程を描き、フィクションの成立不可能性を露わにしていく異色作。広島を前にしたとき、俳優も監督もその歴史を「物語化」することに迷い、映画は次第…
>>続きを読むどんなに愚かな行いだったとしても
それは事実
やってしまったことも
言ってしまった言葉も
記憶、記録の再現は不可能なのか?という問いが、真正面から突きつけられる
誰かが感じたことと自分が…
ある種メタ映画で、でも設定もありドキュメンタリーにも感じる映画で、最近そのようなジャンルを超えた映画に出会うことが多く、頭を揉み込まれている感じがしました。
フィクションの映画では、撮影されたキャス…
映画の映画とか文学の文学はあるけど、音楽の音楽はないよなぁ(歌詞の面ではあるけど)とか、
やっぱり映画は最低でも二回観ないとストーリー追ったりで精一杯だなとか、
ヒロインすぎる町田さん前髪あった方が…
『ヒロシマモナムール』をそっくりそのままリメイクしようという無茶を通そうとして、やっぱり出てくる難しさがあるということを描くことで、当事者ではない我々がヒロシマを語ることができるのか、いやできない、…
>>続きを読むペドロ・コスタとの対談で、監督は演じること自体も含めてベアトリスを撮ろうとしたと語っていた。
確かに、前半は川辺のシーン以外は、撮影前後のベアトリスの顔を追い続ける。
監督は、『ヒロシマ〜』におい…
キャロリーヌ・シャンプティエ。浴衣、ビール、カフェ、夜の広島の徘徊、など『ヒロシマ・モナムール』といっしょ。ドキュメンタリーの緊張感。シャンプティエとベアトリス・ダルの言い合い。馬野裕朗の家での密会…
>>続きを読む記憶の不在を引き受けることを選んだ映画だろうか。まともに「物語」を紡ぐことを拒むその構造に対し、困惑と同時にある種の解放感も覚えた。映画が「作られること」「語られること」そのものを主題化する様に触れ…
>>続きを読む◎ ヒロシマモナムールのリメイク作とその風景
エマヌエル・リヴァとは正反対の雰囲気があるベアトリス・ダル
ペドロ・コスタ監督が自身のInnervision展でセレクトした作品。
諏訪監督との対談でい…
©Dentsu/IMAGICA/WOWOW/TokyoTheatres