『ヒロシマモナムール』をそっくりそのままリメイクしようという無茶を通そうとして、やっぱり出てくる難しさがあるということを描くことで、当事者ではない我々がヒロシマを語ることができるのか、いやできない、…
>>続きを読むペドロ・コスタとの対談で、監督は演じること自体も含めてベアトリスを撮ろうとしたと語っていた。
確かに、前半は川辺のシーン以外は、撮影前後のベアトリスの顔を追い続ける。
監督は、『ヒロシマ〜』におい…
キャロリーヌ・シャンプティエ。浴衣、ビール、カフェ、夜の広島の徘徊、など『ヒロシマ・モナムール』といっしょ。ドキュメンタリーの緊張感。シャンプティエとベアトリス・ダルの言い合い。馬野裕朗の家での密会…
>>続きを読む記憶の不在を引き受けることを選んだ映画だろうか。まともに「物語」を紡ぐことを拒むその構造に対し、困惑と同時にある種の解放感も覚えた。映画が「作られること」「語られること」そのものを主題化する様に触れ…
>>続きを読む◎ ヒロシマモナムールのリメイク作とその風景
エマヌエル・リヴァとは正反対の雰囲気があるベアトリス・ダル
ペドロ・コスタ監督が自身のInnervision展でセレクトした作品。
諏訪監督との対談でい…
久々に、このレベルの撮影と編集を観て充てられた。映画のポテンシャルを思い出させてくれた。これからも映画を観たいと思えた。
ペドロ・コスタの人間としての大きさと、サインをもらいに行く自分の卑屈さを客…
古田新太の言うとおり、「監督の言うとおり出来ない役者は下手」なのかもしれない。
しかしそれは、描き方次第で「ただの役者のワガママ」にも「心を作っていく緻密な過程」にも映る。まだフィルムで撮られている…
©Dentsu/IMAGICA/WOWOW/TokyoTheatres