きき

ブラッド&ワインのききのレビュー・感想・評価

ブラッド&ワイン(1996年製作の映画)
2.6
こんな映画あったんだ!と見つけたので鑑賞。
『郵便配達二度ベルを鳴らす』のボブ・ラフェルソン監督が、ジャック・ニコルソンを主演に、スティーヴン・ドーフ、マイケル・ケイン、ジェニファー・ロペス共演で描くサスペンス映画。

ワインディーラーのアレックス(ジャック・ニコルソン)はいい車を乗り回し、上質なスーツを着て、傍から見ると良い生活をしているように見えたが、その実態は店は経営難、外に愛人を作り、家庭は崩壊していた。
義理の息子であるジェイソン(スティーヴン・ドーフ)はそんな彼を憎んでいたが、仕事を手伝うことになり、豪邸にワインを運ぶと、そこでナニーをしているガブリエラ(ジェニファー・ロペス)と出会う。
一方マックスは、家探しをし、金庫を探り当てる。
プロの金庫破りのヴィクター(マイケル・ケイン)と組んで、金庫の中にあるものを盗む計画を立てていた。
そして、情報を渡していたのはガブリエラで、彼女がマックスの愛人だった。
金庫の中身を盗み出し、彼らの人生が一変していく。

というお話。

ジャック・ニコルソンとJ.Loが共演してたなんて知らなくてびっくり( ⊙‿⊙)!

25年くらい前の作品なので、やっぱり全体的に古臭く、昔のサスペンス映画〜って感じの雰囲気や演出。
でもそれが良い反面、少し地味な印象も。

ジャック・ニコルソンが一貫してクソ親父な役で良き◎
J.Loなんてまだまだ若くて可愛らしくて、愛人って言葉がぴったりなキューバ訛りのチャーミングな女の子。
そんな女の子、な彼女を誑かすクソ親父を怪演。

そんなクソ親父とマイケル・ケインが悪役で追ってくるなんて怖すぎるし、そのシーンはなかなか見応えがある。
マイケル・ケインはどんな悪役でも紳士な雰囲気が拭えないというか…だからめちゃくちゃ怖い、冗談通じない感じ…

息子役のスティーブン・ドーフ、こういった苦悩した役柄が多いイメージだし、苦悩してる感じが上手いんだよなぁ。

めちゃくちゃ面白いわけでもなく、最後もすっきり終わる感じはない。
だけど、キャストの演技力で支えられてる映画。

記録 : 2020年298本目。
きき

きき