このレビューはネタバレを含みます
うどん屋の息子信雄と、廓舟に母姉と住む喜一が友達になるお話。きんつばは出てくるけどうどんが出てこない。
子どもの描き方がイマイチ。大人から見た子どものあるあるに過ぎず、こうやって動いてこうやって喋ってと指示しただけで作ってるような印象。喜一の笑みがたまにハマってたかな、というくらい。
そもそも演技がハマってる人も誰一人いないように感じました。唯一違和感なかったのが馬車のオヤジ。
加えてテンポが悪くてカット割りも頓珍漢で構図もダサダサなカットばかりで、首をかしげる撮影が多かったです。これはあんまりだろという劇伴。
子どもの目線からの残酷な貧困の描写と時代に置いていかれる復員組だとかが主眼だと思うのですが、流れもなく片っ端から無理矢理エピソードを詰め込んだような構成で、背景が薄っぺらい。必要性を感じないシーンばかりでした。
子どもをダシにして観客のノスタルジーに縋っているだけのような印象の映画でした。