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『ごろつき部隊』に投稿された感想・評価

4.0
第二次世界大戦末期、囚人たちによる寄せ集めの部隊が特命により中国北部の山間部に潜入する戦争活劇。

■スタッフ・キャスト
小沢茂弘が監督を務め、若山富三郎、菅原文太、八名信夫、伊丹十三、大木実、藤純子らが共演。

■作品の世界観
昭和20年夏の北支。新型爆弾の権威である望月教授とユセフ・オスマン教授が登場するドイツの双発機が、来日途中の大陸横断中に中国北部の五台山に不時着した。近傍の大同に司令部のある酒井師団は、人見中尉(菅原文太)以下、殺人傷害前科十二犯の極道・山甚こと山田甚九郎(若山富三郎)はじめ特殊技能を持つ一騎当千の八人の囚人を招集する。曲者の寄せ集め部隊が隠密裏に両名の救出に向かう....
 
■感想
第二次世界大戦末期、各地から招集された特殊技能をもつ一騎当千の囚人たち。曲者の寄せ集め部隊が、密命を帯びて中国北部の山間部に潜入し、数々の困難を乗り越えていく戦争活劇。
ドイツ軍双発機に加えてウィリスジープや装甲車も登場し、手榴弾を交えた大がかりな銃撃戦や要塞攻略戦が繰り広げられる。
道中では中国人の戦災孤児や二人の従軍看護婦との出会いがストーリーを盛り上げる。
最後は戦争映画ならではの盃を三人で交わすのがアツい。
果たして囚人部隊は、任務を果たすことができるのか?
終戦間近の戦争映画ならではのオチが哀愁を誘う。
「時に 昭和二十年八月十四日夕刻 翌十五日の正午 第二次世界大戦は終わりを告げたのである」

■鑑賞履歴
2026.4 BS12で鑑賞(若山富三郎特集)
kassy
3.5
(イントロダクション)
第二次世界大戦末期の中国戦線を舞台に、特殊な技能を持つ囚人たちが特命を帯びて大暴れする、和製『特攻大作戦』とも言える快作。

(コメント)
とんでもない荒くれ者たち、前科がなければ・・・なんていってられないですが、まとめるほうは大変💧なこの時代としての、なかなかのアクションとちょっとコメディ入ってグッドかなと。ただ、やはり犯罪はいけませんけど。

(放送情報など)
2026年4月29日(水) 19:00~ トゥエルビ 「若山富三郎 特集」

(原作情報など)
東映のオリジナル脚本による作品

(ストーリー)ネタバレ含む
1. 任務の始まり第二次世界大戦末期、北支(中国北部)戦線。日本軍の新型爆弾開発者である望月教授とフォン・シュタイン博士を乗せた飛行機が五台山に墜落します。軍は機密保持のため、各地の刑務所から特殊技能を持つ8人の囚人を招集。リーダーの人見中尉(菅原文太)のもと、成功すれば恩赦という条件で救出作戦が開始されます。2. 過酷な道中一行は砂漠や敵陣を突破する強行軍を強いられます。最初の犠牲: 唐河での激戦で、副官の井上軍曹と、運転のプロ「ハンドル」が命を落とします。さらに人見中尉も負傷し、部隊は危機に陥りますが、主人公・山田甚九郎(若山富三郎)の機転で窮地を脱します。悲劇: 道中で迷子の従軍看護婦二人と合流しますが、欲求不満の男たちの一人が看護婦の一人を凌辱し、絶望した彼女は自殺してしまいます。3. 救出と最後の戦い目的地に到達した部隊は、八路軍のトーチカ(防御陣地)に殴り込み、連れ去られていた教授と博士を無事に救出します。しかし、直後に敵の大軍が押し寄せ、包囲されてしまいます。4. 結末(ネタバレ)逃げ場を失った部隊は、教授たちを逃がすために決死の防衛戦を挑みます。決死の脱出: 「機械」(伊丹十三)が命がけで敵のトラックを奪い、教授と博士、そして生き残りの数名を乗せて敵中突破を試みます。死に花を咲かす: 山田甚九郎(山甚)ら残留組は、トラックを逃がすための盾となり、押し寄せる敵軍を相手に壮絶な立ち回りを演じます。映画は、彼らが死を覚悟して最後まで戦い続ける姿を描き、みごとに「死に花」を咲かせようとするシーンで幕を閉じます。

(みどころ)
最大のみどころは、「アウトローたちが国家のために命を懸ける」というカタルシスにあります。和製アクション映画としての魅力をいくつか挙げます。1. 若山富三郎の圧倒的なアクションと存在感主演の若山富三郎が見せる豪快な立ち回りは必見です。普段は規律を嫌うならず者でありながら、いざ戦闘となると誰よりも頼りになる「山甚(やまじん)」を演じ、その圧倒的な武術スキルと人間味が物語を牽引します。2. 「個性派」すぎる犯罪者軍団8人の囚人たちはそれぞれが「特技」を持っており、そのキャラクター造形が秀逸です。伊丹十三: インテリの機械オタクという、後の映画監督としての顔を彷彿とさせるユニークな役どころです。バラエティ豊かな面々: 爆破のプロ、運転のプロ、冷酷な殺人犯など、クセの強いメンバーたちが喧嘩を繰り返しながらも、次第に奇妙な連帯感を見せていく過程が描かれます。3. 菅原文太の「静」の魅力荒くれ者たちを束ねる指揮官・人見中尉を演じる菅原文太は、若山富三郎の「動」に対して「静」の格好良さを体現しています。非情な軍律と、ならず者たちへの情の間で揺れ動く軍人像が作品に深みを与えています。4. 東映らしい、なりふり構わぬエンタメ精神本作は『特攻大作戦』などのハリウッド映画の影響を受けつつも、泥臭い殺陣やエロスの要素、そして「国家に見捨てられた者たちの悲哀」といった東映アクション映画特有の熱量に溢れています。5. 豪華な女優陣の華物語の清涼剤(かつ悲劇の象徴)として、藤純子(現・富司純子)が可憐な姿を見せています。男臭い戦場の中で彼女が果たす役割は、物語後半の重厚な展開に大きく寄与しています。

(主な登場人物、キャストなど)
指揮官と副官人見中尉(菅原文太): 特命部隊の隊長。冷徹に任務を遂行しようとするが、部下への情も持ち合わせる指揮官。
井上軍曹(八名信夫): 人見中尉の副官として、荒くれ者たちを厳しく統率する。8人の「ごろつき」囚人たち各地の刑務所から、恩赦を条件に集められた一騎当千の犯罪者たちです。
山田甚九郎(若山富三郎): 通称「山甚」。殺人傷害前科12犯の豪傑で、部隊の実質的なリーダー格。
機械(伊丹十三): 元エンジニアで、機械や兵器の扱いに長けている。
ハンドル(長谷川弘): 運転の達人。あらゆる車両を自在に操る。
ちゃぼ(志賀勝): サーカス出身。身軽な動きを武器にする。
沖縄(関山耕司): 空手の達人。
ハッパ(山本麟一): 火薬の扱いに精通した爆破のプロ。
ドブロク(大木実): 元陸軍大尉で射撃の名手。
中村太郎(砂塚秀夫): 泳ぎの達人。
その他の主な登場人物
人見佐知子(富司純子 / 当時:藤純子): 人見中尉の妹。
西沢信子(桜町弘子): 一行が道中で遭遇する従軍看護婦。
望月教授(信欣三): 部隊が救出を命じられた新型爆弾の開発者。
フォン・シュタイン(ユセフ・オスマン): 望月教授と共に不時着した博士。

主なスタッフ
製作・監督監督: 小沢茂弘(代表作:『賞金稼ぎ』シリーズなど)
企画: 俊藤浩滋、松平乗道
脚本脚本: 松本功、鳥居元宏
技術・芸術音楽: 津島利章(『仁義なき戦い』のテーマ曲でも有名)
撮影: 鈴木重平
照明: 中山治雄
録音: 塚池幸三
美術: 井川徳道

(基本情報など)
ジャンル 戦争アクション、喜劇(コメディ)
製作年 1969年
製作国 日本
配給 東映
劇場公開日 1969年9月19日
上映時間 94分

(作品にあう食事とお酒)
泥臭くもバイタリティ溢れる世界観を楽しむなら、「戦地や荒くれ者」を連想させる、ワイルドでボリュームのあるメニューがぴったりです。🍽 作品に合う食事肉の塊料理(スペアリブや骨付き肉):ならず者の囚人たちが豪快に肉に食らいつくイメージです。上品な料理よりも、手づかみでいけるようなガッツリした肉料理が作品のエネルギーに合います。鉄鍋・スタミナ料理:中国大陸での過酷な任務を彷彿とさせる、ニンニクやスパイスの効いた中華系の炒めものや、野戦の炊き出しのような具だくさんの煮込み料理もおすすめです。乾パンや野戦食風の軽食:当時の兵士の雰囲気を味わうなら、あえてシンプルに「乾パン」や「おにぎり」をつまみにするのも乙な楽しみ方です。🍶 作品に合うお酒芋焼酎や泡盛(ロックまたはストレート):若山富三郎や菅原文太といった「東映スター」の重厚なイメージには、度数の高い骨太な地酒がよく似合います。老酒(ラオチュウ)・紹興酒:物語の舞台である中国大陸の空気感に浸るなら、これらは欠かせません。常温でちびちびと飲むことで、大陸の乾いた風や砂埃を感じながら鑑賞できます。大ジョッキのビール:作中の「ごろつき」たちが任務の合間や成功後に、無作法に飲み干すならこれ。喉越し重視のキンキンに冷えたビールは、アクションシーンの爽快感を高めてくれます。

(名言、印象的なシーンなど)
1. 豪華すぎる「ならず者」たちの集結シーン冒頭、各地の刑務所から特殊技能(爆破、スリ、射撃、怪力など)を持つ囚人たちが集められる場面は、本作のワクワク感が最高潮に達するシーンです。見どころ: 若山富三郎演じる大郷(前科15犯の暴れん坊)の圧倒的な存在感と、それを冷徹に、しかしどこか信頼して束ねる菅原文太演じる人見中尉の対比が、後のシリーズにも続く「チームもの」の様式美を形作っています。2. 「肉弾戦」と「爆破」の連続アクション小沢茂弘監督が得意とする、荒っぽくもスピード感のあるアクションが全編にわたって炸裂します。印象的なシーン: 中国大陸に潜入後、八路軍や敵軍との乱戦になるクライマックス。特に若山富三郎の「体当たり」な立ち回りと、当時の東映ならではの火薬量を惜しまない爆破シーンは圧巻で、CGのない時代だからこその泥臭い迫力があります。3. 敵地での「つかの間の宴会」ならず者たちが、一時の休息に酒を酌み交わしたり、紅一点の藤純子(現・富司純子)演じる酒場の女主人と交流するシーンです。印象的なシーン: 死と隣り合わせの戦場で見せる、彼らの人間味あふれる「ごろつき」らしい笑いや絆。単なる戦争映画に留まらない、東映任侠映画のような情緒が漂う名場面です。4. 悲壮かつ痛快なラスト任務遂行のため、一人、また一人と倒れていく仲間たち。見どころ: 最後に生き残った者が、死んでいった仲間の想いを背負って敵地に殴り込む姿は、まさに「東映版・特攻大作戦」。哀愁を帯びた津島利章の音楽が、男たちの散り際を鮮烈に彩ります。

(2026年・映画・108)
3.5
これは1969年制作の隠れた名作。太平洋戦争中、中国の奥地で搭乗機が不時着、乗っていた核開発に不可欠な学者の救出作戦が計画される。指揮官はゲリラ戦のプロ、文太中尉。その下に上官殺しや民間の死刑囚等、極悪囚人が集められ…ほぼマービンの特攻大作戦のパクリな感じだが中々の戦争アクション。しかもラストはどっちが先か分からないが、同年公開の明日に向かって…やワイルドパンチに匹敵。しかしほぼお蔵入りみたいな扱いなのは戦場は中国五台山。敵が中国八路軍では…

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