二作目にして鉄板の展開を魅せる鈴木則文監督💓若山富三郎の快作『シルクハットの大親分』（1970年製）の続編となります。今回は前作より更にギャグによった作りになっていて、それが功を奏しています。しかも、今回はおっぱい増量。

今回も内容はどうでもいいです。アメリカの高級自動車パッカードの利権を巡っての抗争です。これも鉄板の展開をするための舞台装置に過ぎません。

もう、全く前作と同じパターンを踏襲するのが既に伝統芸能の域に達しています！まずは旅先で女と出来てタンスがガタガタ揺れるセ○クス。今回はコンドームは出てきませんが、媚薬「熱海名物・絶倫丸」が登場。「猛毒・青酸加里」で自殺しようとしていた女将が間違って絶倫丸を飲んでしまい、若山富三郎とタンスをガタガタさせてしまいます😹😹😹

今回はギャグに振り切っています。なかでも注目なのが自動車の試運転をめぐるドタバタ。オナラにウンコ。川でションベンする婆さん。とにかく汚い😹💩😹💩

「オートモビルだ。日本語で言えば自力運行機械」
「へええ、ジリキウンコ。リキんでタラしたら痔になった。やたら汚い名前でんなあ」

そして、手術する由利徹。鉄砲のタマを摘出するのに金タマを手術しようとする。おい！😹

もちろん、熊虎親分（若山富三郎）がピンチの時には何故か緋牡丹のお竜（藤純子）が登場します。そして、最後は悪役の熊虎親分と緋牡丹の二人で屋敷に討ち入り。これも鉄板の展開。最後は熊虎親分が悪者に拳銃で撃たれ、緋牡丹の膝で気持ちよさそうに死にそう……で、死なない😹

前作とまったく同じwww

まあ、このワンパターンでベタな展開が鈴木則文監督の作風ですよね。

なお、本作では大部屋時代の川谷拓三がちょいちょい出てきます。

いやはや・・・やっぱり最高だわ
頭っから終わりまでくだらない
良い意味でね

冒頭から良い大人が作ったとは思えないギャグのオンパレード
オートモビル大暴走なんかマジで最高！

ただギャグを飛ばすだけではなくキッチリ＜映画＞を観せてくれるのが鈴木則文の素晴らしさ
切腹のシーンからの流れなんか特に良い

「緋牡丹博徒」スピンオフ２作目。

中盤のカーアクションは、ハリウッドのスラップスティック・コメディにも引けを取らない楽しさ。バカバカしさとマンガチックなアクションは、まさしく鈴木則文独壇場。２作目にして、本編と独立したオリジナリティを確立できてるのに、これで打ち止めは残念。