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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のbackpackerのレビュー・感想・評価

4.0
劇場公開版にて鑑賞。
幼少期、NHKのBSで放送していた字幕版を、VHSに録画して、何度も繰り返し見た思い出の作品。当時はまだ『特別編』バージョンで、タイトルも『ジェダイの復讐』でした。映画原体験作品の一本でもあるため、個人的に思い入れ深く、2004年に改題された後も『ジェダイの復讐』とつい口をついてしまう作品でもあります。

ep4〜5の劇場公開版にて、私を大いに楽しませてくれたクセ強な吹き替えはなくなり、本作からはいずれも馴染み深い2パターンの吹き替えに。特にC-3PO。このキャラクターは、個人的に野沢那智さん吹き替えが好きなので、一番しっくりきます。


ジャバの宮殿シーンやエンドアの月での戦勝の宴シーンは、完全に初見のため大満足。ラストのフォースの霊体シーンは、上述のVHS時代は何度も見ていましたが、VHS処分から十何年経っていたため、猛烈に懐かしく感じました。
これにて大団円、アナキン・スカイウォーカーのフォースのライトサイドに帰還し、ルーク・スカイウォーカーと仲間たちの戦いは、ひとまず幕を閉じる……筈だったのに!この後制作されたep7〜9のシークエルトリロジーで、状況は随分激変しました。
「フォースにバランスをもたらす」というep1〜3のプリクエルトリロジーで頻出した言葉も踏まえ、ライトサイド・ダークサイドいずれのフォースも過不足なく適度な塩梅になっていない1〜6の物語に、さらなる補足を積み重ね……あれ?いつのまにか蛇足に??なーんてことも。
スターウォーズの物語を甦らせたこと、その可否をどう捉えるか。オリジナル三部作を見て、改めて、考えさせられました。
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