このレビューはネタバレを含みます
この映画はマーヴェル・スタジオによるMCUファンのための謂わばお祭り。
それぞれに主題・命題を持った各個別タイトル作品と違い、本作を独立したひとつの映画として観るというのは無粋なもので、アトラクションとして大いに楽しめれば良い。
その期待に応えたという点において、本作は十分な出来栄えだと思う。
後半怒涛のアクションシーン、それぞれのキャラも持ち味を存分に活かした手際のよい展開。前半で描かれた何気ないセリフが、終盤キメゼリフとして活かされる場面、これは燃える!滾る!
ジョス・ウィードン監督は私たち観客が観たがっているものをよく分かっている。
ED後の気まずい食事会はファンならニヤニヤを抑えられないはず。
ロバート・ダウニー・JRは言うまでもなく最高だが、マーク・ラファロのハルクが驚くほどハマっていた。
※追記
廃墟でナターシャを椅子に縛り付けて尋問しようとしていたロシア人スパイ。そんな彼を演じていたのがなんとポーランドの映画監督イエジー・スコリモフスキだったそうで吃驚した!