◾︎『ジュラシック・パーク』シリーズ第3作
【作品情報】
公開日 :2001年8月4日(日本)
作品時間 :94分
監督 :ジョー・ジョンストン
製作 :キャスリーン・ケネディ、ラリー・J・フランコ
製作総指揮 :スティーヴン・スピルバーグ
脚本 :ピーター・バックマン、アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
原作 :マイケル・クライトン
音楽 :ドン・デイヴィス
撮影 :シェリー・ジョンソン
出演 :サム・ニール、ウィリアム・H・メイシー、、ティア・レオーニ、アレッサンドロ・ニヴォラ、トレヴァー・モーガン、ローラ・ダーン、他
【作品概要】
8年前(1作目)に壮絶な体験をした古生物学社アラン・グラント博士を主役に配置。前作登場のイスラ・ソルナ島、通称サイトBを舞台に、行方不明の少年の捜索を行う。
監督は、『ジュマンジ』や『遠い空の向こうに』で知られる、スピルバーグも旧知のジョン・ジョンストンへバトンタッチ。
上映時間94分と、シリーズで最もコンパクトな内容となっている。
新しい恐竜の登場を除いて、全体的に目新しい要素は特に見受けられないが、アドベンチャー映画としては十分に面白い仕上がり。過去作同様"親子(人間恐竜問わず)"の関係性を軸にした物語であることも通底している。
【作品感想】
これにてひとまず、オリジナル三部作?は終了。この後は長い雌伏の時を経て、『ジュラシック・ワールド』三部作へと続いていくことになります。
グラント博士の再登場や、過去作への言及が細やかに行われ、このユニバースが徐々に拡張していったんだなと再認識しました。
ただ、やってることはあまりにも変わり映えせず、もう一つ捻りを入れて欲しかったなぁなんてボヤキを言ってしまったり。
もちろん、これまでとはキャラクターのポジションが変わっていたり(例:子ども→頼りになる、大人(親)→頼りにならない、といった構図)、最初から逃げ一辺倒に全振りだったりと、アレコレ工夫を施し差別化を図っていますので、無策な残念続編ではないところは、良いところではあるんですけどね。