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[リミット]のNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

[リミット](2010年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

2021/10/12鑑賞。78点。
・水族館に連れて行く
・たらい回しに激おこ
・イラクの土は消火にオススメ
・一瞬天井高くなる

〈あらすじ・ネタバレあり〉
2006年10月。
民間企業CRTのイラク支社で働くアメリカ人トラック運転手のポール・コンロイ(演. ライアン・レイノルズ)が目覚めると、そこは棺の中だった。
棺の中には、ライターと自分のものではない携帯電話、ペン、僅かな酒。
携帯電話を使って警察に通報すると、繋がったのはオハイオ警察だった。
意味が分からず電話を切ったポールは、家族や職場に連絡を取るも留守のため、FBIのシカゴ支局へ連絡。

ポールは、バクーバで仕事をしていたところ同僚たちが襲われたことが、最後に覚えてることだとFBIに伝える。
しかし、通話中に電波の調子が悪くなって電話が切れてしまう。

ポールが途方に暮れていると、監禁した犯人から連絡が入る。
「21時までに500万ドルを用意しなければ、お前は死ぬ」と伝えると、犯人は電話を切る。

ポールは、同僚・ドナに連絡してアメリカ国務省の電話番号を教えてもらう。
電話を受けた国務省のブラウニングは、「テロリストに身代金を払うことはアメリカ政府が許さない。イラクに駐留する、人質対策チームのブレナーに連絡して」とポールに伝える。

ポールがブレナーに連絡して事情を説明していると、犯人から連絡が入る。
「アメリカ政府が支払いを拒否するなら身代金は1万ドルにしてやる。お前は人質ビデオを取れ」。

再びブレナーと連絡を取ったポール。
ポールは、3週間前にイラクで誘拐されたニューハンプシャー出身の医大生マーク・ホワイトを救出した話をして励ます。

ブレナーが自分を見つけてくれると希望を持つポールだが、犯人から再び脅迫電話が入る。
犯人は、子供を2人持つポールの同僚・パメラを人質にしており、ビデオを撮影しなければ殺すと。
ポールは犯人に屈して人質ビデオを撮影するが、結局パメラは殺害される。

しばらくすると、棺の中に蛇が侵入してくる。ポールは蛇を撃退するため、酒を巻いてライターで火をつける。
蛇を棺から追い出している間に携帯が鳴るが、その電話は撮る前に切れてしまう。

携帯の誤操作から、電話番号を突き止めることに成功したポールは、妻・リンダに電話をして携帯番号を留守電に吹き込む。

CRTの人事部長・ダヴェンポートからポールに連絡が入る。
ダヴェンポートは、ポールが殺された同僚・パメラと性的関係にあったことや当時の雇用条件を引き出して、解雇する。

そんな中、アメリカ軍がテロリストの潜伏するアジトを空爆する。この空爆によって、ポールを監禁した犯人は死亡した。
空爆の影響で地面が揺れ、土が流れ込む。
ブレナーは、携帯の電波を辿って見つけ出すとポールに約束するが、もう信用できない。

ブレナーの電話を切ったポールに、犯人から連絡が入る。
犯人は空爆で死んでいなかった。
絶望したブレナーが瞼を閉じて、死を受け入れる準備をする。

そんな中、ブレナーが電話してくる。
アメリカ軍に逮捕されたシーア派のゲリラが、「棺に監禁したアメリカ人を解放するから交渉してくれ」と言い出したらしい。
再び希望を見出すポールに、妻・リンダからも折り返しの連絡が。
「救出したのはマーク・ホワイトだった。すまない、ポール」。
ブレナーが謝罪し、ポールは静かに死を受け入れる。
※ブレナーが医学生・ホワイトを救った話は嘘。実は救出できておらず、ポールを励ますための嘘だった。最後のシーンで見つけ出したのはホワイトの死体。
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