【6代目ジェームズ・ボンドを観よう②
〜金色に輝くまつ毛が素敵】
ということで再鑑賞です。
基本1作完結の007シリーズに於いて異例の前作の流れを完全に汲んだストーリー展開。
人物と組織の相関図がややこしいですね。
結局、ボンドのやりたいことは復讐なのかなんなのかよく分からないです。
それ以上に、アクションシーンの画面が大変観にくいです。
というのも凝りすぎのカメラワーク。上、下からのアングルが多過ぎて何やってんのか分からないシーンが多いです。
しかもこのアングル、ダニエル・クレイグがカッコよく見えないと思うんですよ。
前作に比べアクション・シーンが大幅に増えたので動きのあるカメラワークが増えるのはしょうがないのですが、ダニエル・クレイグのカッコよさが堪能できませんでした。
とはいえ、やはりあのロープにぶら下がりながら真上の敵を撃つあの場面は映画の歴史に残る名シーンだと思います。
カッコよすぎます。
今回の敵も、前作のル・シッフェルに比べパンチが弱いので、肝心の大将戦も盛り上がりません。
邦題の「慰めの報酬」は上手く意訳したと思いますよ。
原題の直訳は「ほんの少しの慰め」。
最後のボンドとMのやり取りを観ると、このタイトルは感慨深いものがあります。
そして、今回の主題歌はなんとジャック・ホワイトとアリシア・キーズというスーパータッグ。
オープニングはやはり素晴らしかったですね。
ジャック・ホワイトの声好きなんですよねーー。
ということで、結局皆さまの感想と同じくやはり前作が傑作過ぎますからね。どうしても物足りなさがありますが、どうやら次作の「スカイ・フォール」はまた評価が高いようなので楽しみです。