すがり

惑星大戦争のすがりのレビュー・感想・評価

惑星大戦争(1977年製作の映画)
2.0
wowowにて、スターウォーズの人気にあやかるべく制作されたという話だったけど、それにしてはちょっと信じられない映画。

冒頭の部分だけはかつて観た覚えのあるウルトラマンみたいな雰囲気で少しワクワクもした。
その後は失速、というより盛り上がりが無い。
ただ話が流れるだけで、その話自体もマッチポンプ的で疑問符が頭を支配しどんどん興味を失わせてくる。
主要人物は全員サイコパスの可能性もある。

やはりスターウォーズのあのキャラを模したような謎の生き物や、どう転んでも魅力が生まれなさそうなボス。

本当は特撮というのはきっと撮影技術の塊みたいなものなのだろうけど、それを少しも感じさせない映像たち。

とんでもない突貫で作ったらしいから仕方はないのかもしれない。


唯一良かったのは出演している外国の俳優さんたちには声が当てられていて、部分吹き替えになっていたこと。
調べてないので自分の耳が確かならだけど。
今なら字幕入れたりちゃんと英語で会話したりするんだろうけど、この辺は昔っぽさと日本上映への細かい配慮が感じられて面白い。


いやでもスターウォーズを受けて、ぶつけるつもりだったのに日本への配慮とかいるのか…?
そもそもちょっと字幕入れるのと吹き替えるのってどっちの方が安いんだ…?
ちょっとでも日本語話せる外国人俳優はいなかったのか…?
これ作ってる間に疑問は無かったのか…?

謎は尽きない。
すがり

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