すがり

東京ゾンビのすがりのレビュー・感想・評価

東京ゾンビ(2005年製作の映画)
3.3
漫画っぽいテンションだよなあと思いながら終わってみたら漫画だった。

世界観かなり好き。
この、登場人物たちの倫理観終わりすぎてる世界って創作のジャンルとしてなんて言うのか。なにか表し方があったように思う。
ディストピアとはちょっと違う気もするけどディストピアって言葉を表面的な印象でふわっとしか覚えてないから合ってるのかもしらん。

でも好き。

黒富士ってやつは概念的な象徴なんだろうと思って見始めたからごりっごりの物理的な黒富士でてきてさすがに笑ったね。
あれで心掴まれた感ある。

ああ。
こういう会話してみたいよなあ。
あるいはこういう会話を創りたいでも良い。
筋が通ってるような通ってないような。
でもその世界の中では全部共通意識なの。
乱暴にまとめればセンスなんだこういうの。

人によってはもたもたしてて爽快感のない映画なんだろうかって気もするけど。
自分にとってはずっとふわふわ気持ちの良い映画だった。
好きだなあ。

登場人物の名前忘れちゃったけど奥田恵梨華さんでてるじゃん。
あの子が私のこと好きかって聞く場面の流れ好き。かわいい。
ああいう流れというか人間関係というかつまり信頼関係というか。
あれかわいいよな。あそこ全体という意味では実際にはほぼ起こらないんじゃって思えるあの空気良いよな。

あとはあれだね。
浅野忠信、哀川翔、メインの2人の声かなり好きだわ。
落ち着く。
すがり

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