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ラブソングができるまでのYYamadaのレビュー・感想・評価

ラブソングができるまで(2007年製作の映画)
3.7
【恋愛映画のススメ】
 ラブソングができるまで (2007)

◆映画のジャンル:
ロマンティック・コメディ
◆ロケーション:
 マンハッタン / ニューヨーク市
◆パートナー (カッコ内は公開時年齢)
 ♀️: ドリュー・バリモア (31)   
 ♂️: ヒュー・グラント (46)

〈見処〉
①ラブコメの帝王と女王、ここに共演!
・『ラブソングができるまで』(原題:「Music and Lyrics」=「作詞者と作曲者」)は、2007年公開のロマンティック・コメディ。監督・脚本は『トゥー・ウィークス・ノーティス』(2002)でもヒュー・グラントと共作しているマーク・ローレンス。
・本作の舞台は、現代のニューヨーク、マンハッタン。80年代に一世を風靡したバンド「PoP」の元ボーカル、アレックス(ヒュー・グラント)の元に人気女性歌手のコーラから新曲の提供の依頼がきた。アレックスが曲を作りあぐねている時に、たまたま水やりに来たソフィー(ドリュー・バリモア)が口ずさんだ歌を聴き、その才能を直感し作詞を依頼する。苦心しながら二人で作り上げた曲「愛に戻る道」はコーラに採用されたが、スタジオを訪ねてみるとコーラは2人の作った曲を自分好みのアレンジに大きく変わっていた。ソフィーはコーラのアレンジに不満を持ったが、アレックスは保身からソフィーを止めたことがきっかけで、アレックスとソフィーは決別してしまう…。
・本作は『ノッティングヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』『ブリジットジョーンズの日記』の主演を務めた「ラブコメの帝王」ヒュー・グラントと、『50回目のファースト・キス』にて「ラブコメの第一人者」となったドリュー・バリモアの共演作として話題となり、全米第1位初登場を記録した。
・ヒュー・グラントは本作撮影中、パニック障害と診断され、精神安定剤を服用しながら撮影を行ったそうだが、その断片を感じさせない作品に仕上がっている。

②結び…本作の見処は?
◎: 冒頭とエンディングに流れる、架空のバンド「PoP」による80年代の代表曲「恋は突然」(Pop! Goes My Heart)のメロディーの中毒性がスゴイ。ヒュー・グラントが20歳以上の若返りで撮影に臨んだこのMVは、デュラン・デュラン調80'sの安っぽく、下手なドラマが脳裏を離れない…ストーリー展開にはあまり関係ないですが。
○: 主演二人の相性は「可もなく不可もなく」であるも、作中で2人が作る劇中歌によるラストのライブシーンは、非常にゴージャスで確かな感動が得られる。
○: ヘイリー・ベネット扮する女性歌手「コーラ・コーマン」のインチキ仏教徒キャラクターは、00'Sアーティストのパロディで、80's同様こちらも面白い。
▲: ラブコメとしてはストーリー展開はベタで、とくに印象に残らず。コメディ映画として見たほうが楽しめるかも。
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