このレビューはネタバレを含みます
沖縄を舞台に、怪しい信仰宗教団体の教祖とボディガードたちの奇妙な数日間を描いた作品。
なんじゃ、この設定??と思っちまう謎映画で、あまり良い評判は聞きませんが、自分は結構楽しめました。
何考えているんだかわからない藤原竜也さんが演じる教祖様と、これまた何考えてるんだかわからないボディガードの松田龍平さんw
のんびり穏やかな沖縄の雰囲気とは対照的に、宗教一族のドロドロ内部抗争や、銃撃戦が盛り込まれております。
この絶妙で珍妙なアンバランス感が面白かったですね。
「ソナチネ」あたりを意識しているんじゃないかな?と感じました。
まぁ、雰囲気映画といった感じですので、深く考えずなんとな〜く観る映画ですかね。
メインの3人のボディガードのうちの1人を演じた仲野茂さんは、バンドマンなんですね〜。ちょいと3枚目なキャラで、結構良い味出してました。
北村有起哉さん扮するオカマの兄が、
命が狙われている藤原竜也に対し
そっと「早く逃げろ…」と言うシーンがゾクゾクくるんよね…。
このシーン好きだわ。
唐突に始まるラストの銃撃戦は、たまに思い出しては観たくなるんです。
期待して観るような映画じゃないけど、つまらなくは無いと思うんだけどな〜。
個人的には好きな映画です。