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コクリコ坂からのbackpackerのレビュー・感想・評価

コクリコ坂から(2011年製作の映画)
4.0
カット回数、1052回。ジブリお得意の、動かないけどよく動くアニメーション。久しぶりに鑑賞しました。
今作の背景は絵画のような、油絵のような、実に味わい深い淡い色調で描かれていて、引き込まれました。
カットを細かく割らずに、美しい映像を長めに見られる所もまた、アニメ映画の良いところですね。

男女の恋愛模様、学舎での騒動、出生の秘密、血縁、親世代の友情、時代の動き。
これらの要素がふんだんに盛り込まれ、ある意味では陳腐な、しかしながら鉄板の面白さを持つ、秀作です。

背景、人物、重ね合わせて、以外と動かないリミテッドアニメーションを、滑らか~に動いているように見せる。流石ジブリ。
涙が頬をつたうシーンには、特に目を引き付けられました。

ジブリのアニメっていいなぁ、と、また改めて思わされました。
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