ゼメキスの製作会社が作っているという理由だけで観たけど、ちゃんと面白くなかった。撮ってそのまま繋いだロケ番組みたいな画と編集、皆がどういうキャラクターかわからないまま各々の過去と対峙するくだりのつまらなさ、グロの微妙な品の良さ、種明かしシークエンスの編集の「こういうスタイリッシュな演出でハズせる俺、とてもセンス良くね？」感、全部好きじゃなかった。
ストーリーはちょこちょこ「違う人が撮ったら面白くなりそうだな」みたいなものを感じられる（故人との浮気舞踏会とか）だけに、余計に変な気持ちになる。焦点が定まらずにその場しのぎでシーンを作ってるようにしか見えない。オープニングのワイヤー大虐殺なんか本当に勿体ない気持ちになる。
この映画にこんな強くキレてるのもゼメキスが製作をしているせいで、何が言いたいかと言うとゼメキスに撮ってほしかった。DVDにメイキングがたくさん入っているのでそのうち観る。
