証拠品は破る！持ち出す！
不法侵入も何のその！！

そんな自由気まま過ぎる警部補が独断と偏見で殺人犯を捕まえるモノクロ・サスペンス

いやいやいや……
探偵ならまだしも、警部補ともあろうお方がこんなんで良いんかい(笑)？

母親も嬉々として拳銃ぶっ放っちゃうキャラなので、彼女をもっと動かせば良かったのに、と思いました。



プレイボーイな作曲家ヴィンセントが自殺した。
硝煙反応や指紋で検死もばっちり、自殺と断定。

が、ジョー警部補は気に入らない。
独自にというか勝手に、他人の迷惑省みず捜査していく。

すると、ヴィンセントはどの女性も"ドロレス"と呼んでいたこと、部屋の写真が消えていること等に気付いた。

そしてここぞとばかりに更に不法侵入等を重ねて、真犯人を追うのだが……



女性陣が全員美人(*´ω｀*)
なんなら歌も上手くてほっこりだ♪

男性陣は……
まあみんなおっさんでしたw

87分という短さにキャラや因縁を詰め込み過ぎて、ラストも強引な感じなのは惜しい。

が、今でも楽しめそうな題材なので、リメイクして欲しいなぁ～

レストランでのピアノ演奏とかも素敵でした☆

私は楽譜無いとテストでもない限り弾けないので、アドリブでバンバン弾ける方って本当に尊敬するっ！

死体で発見された女好きの作曲家。
指紋と硝煙反応の結果自殺として処理されるが、警部補だけは他殺を疑う。
有能な刑事が推理で事件を解決するかと思いきや、暴力、脅迫、不法侵入も厭わない暴走男で長所が見つからない。
お得意のギャング役ではないのだからもっと頭を使ってほしい。
ジョージ・ラフト以外の役者も魅力を感じず、印象に残るのは母親ぐらいか。

'21 1/4 ジャケ写掲載ありがとうございました。

エドウィン・L・マリン監督による、
【フィルム・ノワール】。

傑作とされる【大時計】のジョナサン・ラティマー脚本だが
個人的には本作のが好み。

OPクレジットの夜景から冒頭に繋げ、ある高台の一軒へと
ズームアップして行くカメラ。

【サイコ】の窓からカメラが部屋に侵入ってありがちな
パターンかと思えば、ん⁉︎ちと違う。
段々とアップになって判明するが、これは初のパターンで、
中々面白い試みであろう。
↓
長回しで繋げる部屋では、ピアノを弾きながら顔が【真っ黒
シークレット】の無言女に向かって壁に掛かった過去に交際
した何人かの女性のポートレートを指して、自慢げに思い出
を独りしゃべり続けるピアニスト、、

ハイヒールの脚を手前にピアニストを映すアングルも良い。

と、【衝撃の展開】に。
↓
検死の結果、銃にピアニストの指紋と硝煙反応が出た。
↓
納得いかない刑事ジョー（ジョージ・ラフト）は、独自
捜査開始、ポートレートの女を一人一人尋ねるが、、
その中に犯人が⁉︎に留まらず、写真が一枚消えている事に
気付くというもう一段の流れもサスペンスとして唆られる。

捜査は足、停職処分になろうが、自分の勘だけを信じる
【頑固な執着】という元祖定番刑事キャラが好み（美人にも
容赦無い）。

鏡を使った撮影、死体を陰影で見せたり、ライターの灯りで
背後の人物を照らす等、演出も光る。

メインとなる女優フランシス（リン・バリ）に【華】が無い
のは頂けない（妹のキャロル役、ヴァージニア・ヒュー
ストンのが美人）。

真犯人、
ミスドから風呂敷広げたのは良いが、強引さ否めず、今一
スッキリしないのが難点か。
結末も雑に手際良い。

• #198円DVD