黒い天使の作品情報・感想・評価

「黒い天使」に投稿された感想・評価

ピーター・ローレを無駄遣いしつつ、フックを産んでいる脚本。
彼の慇懃な演技の魅力を再確認できた。すごい存在感…。
音楽もひとつのキー・エレメントとなっており、物語の軸へ常に絡んでくる。

アル中のピアニストがピアノの前でヒロインに愛を語る時、グッと迫ったクローズアップが印象的。
アノ

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3.6
ダン・デュリエってどうも小物っぽさがつきまとうので劣化リチャード・ウィドマーク程度に思えていたのだが、これはその小物っぽさが切なさになってくるので良いです。
lemmon

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3.7
楽しかった!


冒頭からカメラワークに凝っていて、鍵となるシーンでも工夫がありワクワクした😆

デュリエが精神の不安定な役でとても良かった。
粗野な男役以外のデュリエは初かも😊


女性歌手が殺される。容疑者の男は死刑判決。歌手の夫と容疑者の妻が、真犯人の鍵となるハート型のブローチを探すことに。。。


物語も一風変わっていて楽しかった!
ラストのラストは容疑者の妻よ、リアクション薄ッ!!と思ったが、まあいいか😅。
mat9215

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2.0
どことなしかウィレム・デフォーに似ている悪役俳優ダン・デュリエの主演作。ピアノを弾く場面では鍵盤をしっかり音楽に合わせていて真剣味あり。また、ナイトクラブ店主のペーター・ローレのいかがわしい雰囲気などフィルムノワールのツボは押さえている。ナイトクラブに潜入するために、妻がピアノ弾きとコンビを作るなんていう展開も楽しいし、金庫を前にしたペーター・ローレとの駆け引きもスリリング。などなど、いいところはあるけれど、全体としてはゆるい。
AS

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3.8
自分の中で「コルサコフ症候群」についてググりたくなる映画第1位に浮上した
Jimmy09

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3.8
ある女性が絞殺されて、殺されたタイミングで姿を見られた男が死刑囚となるが、その死刑囚の妻が夫の無罪を信じて、殺された女性の夫とともに真相を追及する物語。
途中で、ピーター・ローレが出て来るので、どうしても彼が犯人だと思ってしまう(笑)

冒頭、女がピストルを用意している。マーロウという女性。
その女性の部屋をピアニストの男マーティが訪ねてくるが、マーロウは会おうとしない。マーロウは、マーティの妻だったのだ。妻が夫と会おうとしない中、別の男(ピーター・ローレ)は会うことをマーロウに許可される。…怪しい。

そして、女性マーロウは死んでおり、ピストルが落ちている。現場を見て立ち去ったのはカーク・ベネットという男。彼は裁判で有罪となり、死刑判決を受ける。
そのベネットの妻キャシーは、夫と面会するなどして「夫は無実だ!」と確信する。そのため、夫の無実を証明しようと行動するうちに、殺されたマーロウの夫だったマーティと出会う。彼は呑んだくれで協力的ではなかったが、金を彼の部屋に置いて立ち去ったところ、金を返しにキャシーの家をマーティが訪れる。そしてキャシーの夫の写真を見た瞬間に「ころされた妻の部屋に入って行ったのは、この男ではない。あの男(ピーター・ローレ)の顔は憶えている」ということで、二人で死刑判決を受けたベネットの無罪を証明しようと調べ始める。
すると、ある店のオーナー(ピーター・ローレ)を見つけて、マーティは「あの男だ!」とキャシーに伝える。彼の金庫に、殺された妻のブローチが入っているはず…と二人で店に雇ってもらってオーナーと親しくなり、金庫の中に入っているはずのブローチを探すことになるのだが……という「なるほど…」の展開。ここまでは…(笑)

具体的に書くと「ネタバレ」になるので記載しないが、ある男が大事な事を思い出して急転直下の展開を見せるのだが、「そんな大事なこと、もっと早く思い出せよ!」と言いたくなる…(笑)

死刑囚の妻が金庫を開けるシーンなど、あちこちでドキドキさせられて楽しめたサスペンス映画だったが、オチが凄過ぎる気がした…😄笑
あかね

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4.2
これもなかなか傑作ノワール🙆‍♀️💓
光と影絶妙シリーズ。

殺害容疑をかけられ、夫の無実を
証明するために妻がとある男と
奮闘するお話。

とにかく奥さんすげぇ( ´∀`)!!
スパイ並みに色々潜入の
普通の主婦なのにめちゃ美声で
クラブのトップにまで潜入ののし上がり!
こんな奥さん頼もしすぎ笑笑!!
旦那は、絶対善人顔!!だからの
一点張りで頑張る姿は素晴らしい👏!

このお話も後半うねうね感の
悪夢な映像にはびびった!
あそこは、もう文句なしの☆5.0。

俺、酔っていて忘れたけど
思い出した!!
俺が殺したんだー!俺犯人や!!
にはうそーん( ´∀`)!?なりました笑
あれ爆笑だったな..なんか病気らしいけど
ネタよね笑😂😂!!

逞しい、美声の美女の奥様の
活躍必見良作案件!!
muscle

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シブピーターローレ……。というかこの映画のローレがいちばん好き!!!。ちょっと宇野祥平っぽい。冒頭のギュイーーンって特撮から覇気のある映画。端正に収めていくというよりダイナミックなとこはダイナミックにやってくタイプ。またしても『ソーダークザナイト』エンド。誰にも好かれないどころか悪いのは全部俺。このパターンクソ多くない??ありえたかもしれない夢のチラつき具合が嬉しい(クドイくらい"チラ"つくのだけれど)。ロイウィリアムニールといえばこれよりもハスミン大好き『宿命』の製作のほうが有名?
Zealot

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3.5
アドベンチャー/ 犯罪/ フィルムノワール/
音楽/ ミステリー/ スリラー
「黒い天使」と呼ばれた実在の犯罪者の映画とは別物です。

原作は、アルフレッド・ヒッチコック監督で映画化された『裏窓』で知られるサスペンス小説の第一人者、コーネル・ウールリッチさん(ウィリアム・アイリッシュ、ジョージ・ホプリーなどの名でも知られる)。

主演はダン・デュリエ。彼の主演映画は全て日本未公開。だけど立川談志師匠ご贔屓のダン・デュリエ。ヒロインはB級女優ジューン・ヴィンセント(失礼)。あとピーター・ローレね。『M』で怪演してましたよね。低予算ながらなかなかに傑作の気配漂うフィルム・ノワールか…

これは期待大

まずね、カメラワーク。ドリーズームほどではないけれど、これがまた面白い。失恋もほどほどに、でかいブローチと明らかなる誤認逮捕の殺人事件。ピーターローレに「M・M」とかいうニヤリ。ふむ。なかなかに楽しい。

ハートブレイク・マーティン・ブレア、いいキャラしてますね。どんどん面白くなっていく。殺された女を憎む男と夫の無実を信じる妻、その出会いは最悪だけど、息の合った奇妙な犯人探しが面白い。愛の想い出は一筋の光明を手繰り寄せ、やがてプロ顔負けの潜入捜査が始まります。ジューン・ヴィンセントの歌がいい。すごくいいね。誰?B級女優なんて言ったの?失礼な!!(怒)

男と女、サスペンスに揺れ動く情動、危険なスパイスにピアノソナタ第14番「月光」の音色

なんだろう

楽しい

どこか悲しくもあり、ちょっぴり切なくなるのは何故だろう。ファム・ファタールの存在がこの物語にやりきれない影を落とすのです。終わらないレコードの幾度も繰り返す失恋のメロディが、この映画になんとも言えない余韻を遺してくれるのです。
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